そして今回、ユビキタスのソノサキを取材。鈴木調教師が9年ぶりにユビキタスと再会を果たす瞬間に密着した。
ユビキタスは現在、福島・南相馬市で暮らしていた。放牧されていたユビキタスを見つけた鈴木調教師は「横のシルエットは全然変わってないな」と目を細めた。
13歳となったユビキタスの元に近づいた鈴木調教師。そんな9年ぶりの再会に気付いたかどうか、ユビキタスはジッと鈴木調教師を見詰めていた。
今は引退しているため喉の症状は問題なく、元気に過ごしているというユビキタス。「いい余生を送っていると思いますよ」と現在のオーナーから話を聞いた鈴木調教師は「涙出てきそう。こういうふうに恵まれたところで余生を送れる馬もたくさんいるわけじゃないから」と胸をなでおろしていた。
さらに9年ぶりにユビキタスに跨がった鈴木調教師。「なんか不思議だね。自分がまたユビキタスに乗っていることが。こんな日がくるとは思わなかった。本当にありがたいですね、感謝です」と感激していた。