真矢ミキ「人生こんなもんだよっていう言い方はしたくない」壮絶な人生を歩む子供たちへ“生きるエネルギー”を

2018/11/28 20:37 配信

ドラマ インタビュー

親子丼を振る舞い子供たちと向き合おうとする九十九さくら(真矢ミキ)(C)東海テレビ

2017年10月クールに放送された「オトナの土ドラ『さくらの親子丼』」の続編「オトナの土ドラ『さくらの親子丼2』」(毎週土曜夜11:40-0:35、東海テレビ・フジテレビ系)が12月1日(土)よりスタートする。

今回、自身初の主演ドラマの続編に挑む真矢ミキにインタビューを実施。1年ぶりに主人公のさくらを演じるにあたっての意気込みや、“子どもシェルター”に舞台を移した今作のストーリーについて語ってもらった。

――まず「さくらの親子丼2」の制作が決定したと聞いたときの気持ちをお聞かせください。

実は、私は“続編”というのがそんなに得意ではなくて…。というのも、今回、間がほぼ1年空いてるわけですけど、ここまで空いてしまうと、役を演じるというより、“なぞるように思い出す”という作業になってしまうんです。

そうなると鮮度がなくなるので、あんまり好きではないんです。だったら、一から新しい役を作る方が自分の性に合っていると思うので。ですから、うれしいんですけど、正直「あちゃー」と思いました(笑)。

でも、台本の1ページ目を読んだところで、「あれ? ちょっと待って」って。これは思い出すということではないなと思えたんです。

前作とは違って、“支えることはできなくても寄り添うことはできる”という、さくらの自信が崩壊してきているところから物語が始まるので、全く新しい台本を読んでいるような気持ちになって。今は、やったことのない役に挑戦する気分なんです。

――今作でさくらは、さまざまな事情から居場所をなくした子供たちが暮らす“子どもシェルター”の調理スタッフとなります。演じるにあたって、何か心掛けていることはありますか?

自信にみなぎっている活発な役とか、華やかな役っていうのは、やっぱりあの劇団(宝塚歌劇団)の出身ですから(笑)、演じる上で、ある程度の安心感はあるんです。

でも、今回は地味な感じで、衣装も上から下まで全部ファストファッションなんです。もちろん普段はそういう服も着ますが、全身ファストファッションで、親子丼を淡々と作り、非行少年たちに寄り添う、という役どころはさすがに演じたことがないので、得意分野ではないなって。

だから、余計に集中度が高まっているっていうのはあります。「こりゃ本気で集中するっきゃないな」と(笑)。

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