「“愛の行為”にタブーはない」叶恭子初監督映画完成!

2010/09/15 23:45 配信

映画

完成記念イベントに登壇した叶美香、叶恭子(写真左から)

叶恭子が初監督を務めた「BUTTERFLISTA すべては、愛の行為。」の完成記念イベントが14日、都内で開催され、監督と主演を務めた叶恭子・美香姉妹が登壇。イベントでは、恭子が参加したファンからの“愛”に関する質問や相談に答える“恭子先生の特別授業”や映画の試写会などが行われた。

イベントの前の会見に登場した恭子は「この作品はこれまでの映画というくくりではなく、また、イメージ作品といったものでもない、全く新しい映像体験だと思ってください」とPRした。内容は6つのチャプターに分かれており、同性愛や、SMなどさまざまな愛の行為を恭子の実体験や恭子の知人の体験に基づいて描かれている。恭子は「“愛の行為”はそれぞれの趣味、嗜好(しこう)があって、人に迷惑を掛けない範囲でするならタブーはないと思うんです。そんな中で、自身の“愛の行為”を閉鎖的に考えている方や、愛についてもっとポジティブに考えたいと思っている方たちに見てもらいたいですね」と話した。

また、恭子は「女性が見て嫌悪感を感じないように気を付けました」とこだわりを告白し、「(主演も兼ねているので画面に)いながらに『アクション! カット!』というのが大変でした。また、演じた後で再度モニターで確認するなど体力的にもつらかったですね」と監督としての苦労話も披露した。同じく主演を務めた美香は「細かい演技指導などはなかったんですが、監督の言われるがままに演じました」と振り返り、「この新しい映像体験で、いろんなファンタジーを体験していただきたいです。すべては、愛の行為ですので」とアピールした。

恭子と3人で愛の行為を表現している、2人の男性について聞かれた恭子は「手持ちといいますか、自前のメンズたちです」と明かし、「(演出については)彼らは俳優じゃないので、演技はできないから『いつも通りでいいのよ、2人が3人になってるだけだから』といいました。演技ではない自然さが出てますね。撮影の後、美香さんが大変だったみたい」と話すと、美香が「(男性の)2人ともパーソナリティーがあるので、(恭子をめぐっての)激しいけんかがあったのを必死でなだめました」と裏話を披露した。

「美香さんは自前のメンズはいらっしゃらないんですか?」と聞かれると、恭子が「美香さんは、ここ8年ぐらいいないわね。思いを寄せている方はいらっしゃるみたいだけど。電話やメールをこそっとしているみたいですよ」と突然の暴露に、美香は「そうですね、思っている方はいるんですが、相手のあることなので…」と戸惑っていた。