12月1日放送の「嵐にしやがれ」(日テレ系) に藤子不二雄Aが登場。思い出の品を見ながら、その半生を紐解き、藤子不二雄の結成秘話などを語った。
藤子不二雄Aと藤子・F・不二雄の二人からなる“藤子不二雄”は、藤本弘の“藤”、安孫子素雄の“子”をとって作ったペンネームで、共作の「オバケのQ太郎」をはじめ、安孫子が手がけた「忍者ハットリくん」「怪物くん」、藤本が手がけた「ドラえもん」「パーマン」など、多くのヒット作がある。
二人の出会いは小学生のとき、安孫子が転校先の学校で休み時間に絵を描いていると、藤本から「お前絵がうまいのう」と声をかけられたのがきっかけだった。その後、安孫子も藤本の絵を見せてもらうと自分が敵わないと思うくらい上手く、それからずっと二人でいるようになる。
そんな中、昭和22年に手塚治虫が初めて出した単行本「新寶島」に出会った二人は、セリフが一つもないシーンを見て驚き、安孫子は「紙に描かれた映画だと思った」と明かし、そこから漫画家に憧れるようになった。また「新寶島」は、石ノ森章太郎、赤塚不二夫、松本零士、さいとう・たかを なども影響を受けていて、安孫子は「各地の少年が、この一冊を見て漫画家を目指した」と紹介する。
そして高校生になると、二人は手書きで雑誌を作り、その現物がスタジオに登場。櫻井翔がまず「触っちゃダメです」と注意するので、松本潤がなぜダメなのかと聞くと、値段が1200万円することが判明する。しかし安孫子は、「藤本氏と僕と、独立するときに一冊ずつわけてね、売ったら僕と藤本氏が売ったことになるからバレるわけです」と売ることができないと嘆き、二宮和也も「すぐに足がつく」と指摘する。
その後、安孫子は数々のヒット作の秘話を披露し、2010年、大野智主演でドラマ化された「怪物くん」では、連載開始直前まで主人公・怪物くんの顔が決まらずに、予告では、後ろ向きの怪物くんが描かれていることなども明かした。一方、大野は怪物くんを演じた当時のエピソードを告白。参考資料としてアニメのDVDを観たが「正直、なんの参考にもならなくて」と明かした。
SNSには、「F先生とA先生の共作凄い」「漫画家だけあってユーモアたっぷりの人」「偉人のエピソード聞くと感動する」などのコメントが上がっていた。
次回の「嵐にしやがれ」は12月8日(土)夜9:00より放送予定。ゲストに梅沢富美男、松丸亮吾、吉村崇(平成ノブシコブシ)らが登場する。
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