「トイレの神様」でブレークしたシンガー・ソングライターの植村花菜の、愛用ギターや譜面などを展示した「“トイレの神様”展-大切なひとに伝えたいこと-」が東京・渋谷パルコ パルコファクトリーで開催中。14日は、ニッポン放送「オールナイトニッポンGOLD」のラジオ公開収録が行われ、抽選で選ばれたファン20人を前にミニライブを行った。
同展は、“大切なひとに伝えたいこと”をコンセプトに、植村の愛用品や写真パネルのほか、歌の世界観を表現した絵本「トイレの神様」の原画、会場を訪れた人が残した「大切なひとへのメッセージ」などが展示されている。
囲み取材に応じた植村は、「来てくださったお客さんが、普段思っていることを素直に吐き出せる場所になったらいいなと思っています。原画や譜面、普段使ってるギターとかレアなグッズもありますし、会場がすごく落ち着ける空間だと思うので、ご自分の大切な人を思い出しながら、楽しんでいただけたらと思います」と笑顔。すでに来場者の感想も届いているそうで、「“あったかい気持ちになりました”とか“優しい気持ちになりました”というふうに言っていただけるのでうれしいです」と手応え十分。
展示品には、小学生のころの日記も。「日記は小学5年生のころから付けてるんですけど、大人になってからの日記は見返して、そこから曲が生まれたり、歌詞の題材になったりすることもありますね」と話した。また、会場には“トイレ”にちなみ、14、15日限定で、上海万博の日本産業館に出展されている黄金のトイレと同型の物が展示された。上海万博のステージでライブを行った経験のある植村は、「黄金のトイレは欲しいですか」と聞かれ、「わたしみたいな未熟者が家で使うのは…もう少し頑張ってからでいいですね(笑)」とコメント。記者が「掃除のしがいがありそうですね」と振ると、「掃除しなくてもピカピカだから、逆にしないかもしれない(笑)」と素直に話し、取材陣の笑いを誘った。
植村といえば、「トイレの神様」でのブレーク以降、全国各地のライブイベントや各種メディアに引っ張りだこ。夏を満喫する時間はなかったようで、「海に行ったり花火したりとか夏っぽい遊びはできなかったんですけど、今まで立ったことのないステージにたくさん立たせていただけたので、すごい財産になりました。ライブを聴いてくださっているときの皆さんの笑顔はすごくすてきで、それが一番思い出に残っています」と、ことしの夏を振り返った。
9月15日には、初のセルフカバーアルバム『花菜~My Favorite Things~』をリリース。植村は、「聴きどころはたくさんあるんですけど、“これが植村花菜”って分かってもらえる1枚になってます。わたしの人となり、音楽性、歌で伝えたいことがシンプルに詰まっています」とPR。同作には、スキマスイッチの大橋卓弥、押尾コータローをはじめ、実力派ミュージシャンとのセッションが多く収録されている。「豪華なミュージシャンの方々とセッションさせていただけたので、音楽の面白さ、可能性を感じていただけると思います」とアピールした。
囲み取材の後、アルバムにも参加しているDEPAPEPEを迎え、抽選で選ばれたファン20人を前にミニライブを開催。「トイレの神様」を含む2曲を披露し、温かな歌声に目頭を押さえるファンの姿も。なおこの模様は、16日の「オールナイトニッポンGOLD」で放送される。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)