――クランクアップを迎えて、あらためて皆さんのお気持ちをお聞かせください。
佐久間悠:本当にあっという間に感じました。みんなで協力して切磋琢磨(せっさたくま)しながらここまで来られて、いい最終日を迎えることができたと思います。
「石山遼」としても「佐久間悠」としても、忘れられない幸せな時間を過ごせて、楽しかったです。
ゆうたろう:本当のK-POPアイドルって何十年も練習して、ようやくデビューするくらいの厳しい世界で、レッスンから撮影までの半年という期間で僕たちは、そのK-POPアイドルを作り上げなければいけないというところに苦労しました。
僕はお芝居の経験も、ダンスの経験もなくてまずストレッチから始めたんですよ(笑)。
撮影の本番が始まるとグループのみんなでいる時間が長くなるので、必然的に距離が近くなることで、仲良くもなるしもちろんぶつかったりすることもありました。
でも、同じグループの仲間だったからこそ嫌いになれなかったし、撮影を通じて仲間意識が強くなりました。
最後のライブシーンの撮影の時、この半年間のことがよぎって感慨深いラストになりました。本当に最後までこの6人でやれて良かったなっていう気持ちでいっぱいです。正直まだ終わってほしくないですし、終わりとも思いたくないです。
玉川蓮:僕は最初ダンスに対する苦手意識が強くて、レッスンの期間がすごく長く感じていました。
ただ、撮影が始まってしまえば本当にあっという間で、個人的にはラストのダンスシーンが一番不安でプレッシャーもあったので、長く感じていただけなのかもしれません。
でも、ラストシーンを撮り終えてクランクアップを迎えた瞬間に、「あっ、あっという間だったな」と思いました。
この半年の中ですごく貴重な経験をさせてもらいましたし、濃い時間を過ごせました。
久保田康祐:僕は最初に三島有紀子監督にダンスリーダーに任命されたんですが、ダンスのレッスンはこれまでほとんど経験がなかったので、右も左も分からない中で不安に感じていたんです。でも、周りのみんなが助けてくれて、向上心も上がってどんどんみんなで意見を出し合うくらいに成長できました。
ラストシーンの撮影にエキストラで来ていただいた方たちにも「良かったよ!」って声を掛けていただいたり、感動して泣きだしてしまう方もいたりして、僕たちも全員泣いていました。
これほど大きな作品に携わったのは初めてだったので、クランクアップの時にあんなに感動するとは思っていなかったです。あらためてこの作品に参加できて幸せだなって感じました。
佐久本宝:僕は人見知りな性格で、最初の頃は周りの人と壁を作っていました。
でも、みんな本当に個性が強くて、それぞれにこの作品を良くしたいって思いが伝わってきて、もちろん反発し合うこともあったんですけど、みんなを信用できるくらい仲良くなれました。
最初のうちは、ダンスをしている時は余裕がなくて、周りがどういう動きをして、どんな表情をしているかというのが分からなかったんです。
そこからレッスンが進むにつれてだんだんと周りが見えてきて、お芝居しているときでも相手がどう思っているのかが理解し合えるまでに成長して、本当に楽しかったし、一生付き合っていきたいって思える仲間に出会えました。
上原一翔:ラストシーンの撮影の時は、複雑な感情がこみ上げてきてグループのみんなが泣いてしまっていたんですけど、それくらい「KBOYS」は僕たち一人一人にとって、何かしらの財産になった作品だなと感じました。
このドラマの面白いところは、ドラマの中の登場人物たちが成長していく物語でもあると同時に、僕たち自身も役と同じように成長していく物語でもあるんです。
撮影が終わった時に自分自身もこの6人で成長したと感じましたし、この作品に携わってくれた人のたくさんの愛情も感じて、だから自然と温かい涙が流れたのだと思います。
ほんとにたくさんの人に見てほしいと思えるラストシーンが出来上がっているので、ぜひ最後まで注目してほしいです。
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