そして、スクリーンに満月が映し出されると、一曲目の「狼に口笛を」へ。当公演のセットリストを考えたのは若月だが、この曲はすでに乃木坂46を卒業した伊藤万理華、深川麻衣と共に若月がフロントを務めた楽曲。アンダー楽曲の中でも名曲との呼び声が高い曲に、いつもの乃木坂46とのライブとは一味違うことが伝わってくる。
2曲目は、やはり卒業生である生駒里奈がセンターを務めた「音が出ないギター」。最初の2曲は若月の卒業生へのリスペクトが垣間見えるようだった。
また、「卒業とは言いつつ、師走なのでまったりゆっくりしたい」という若月本人の希望で、ステージには音楽番組さながらのひな壇を設置。メンバーのパフォーマンスを、他のメンバーが近い位置から見られる作りが用意された。
そんな中始まった企画は、「私が卒業前にやっておきたい曲BEST5!」。若月が卒業前にやっておきたい曲をランキングにして披露していこうというコーナーで、若月がやっておきたい普段のライブではあまりやらない楽曲のオンパレードに、ファンのテンションは上がっていく。
中でも22thシングルに収録されている“女子校カルテット”というユニット(若月佑美、秋元真夏、桜井玲香、中田花奈)による新曲「告白の順番」は初披露に。若月とのパフォーマンスを振り返り、涙を浮かべるメンバーもいた。
ライブ後半戦は、MCなしで乃木坂46キラーチューンを畳み掛ける。最近ではほとんど披露されることがない1stシングル「ぐるぐるカーテン」のカップリング「会いたかったかもしれない」のイントロが流れた時は、会場が揺れんばかりのどよめきが起きた。
「ガールズルール」「制服のマネキン」とヒットナンバーを披露し、会場の盛り上がりは最高潮に。最後は、西野七瀬と共に最後のシングル「帰り道は遠回りしたくなる」で本編を終了した。
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