――本作の脚本を読んだ感想を教えてください。
脚本も原作も読みました。まず、オープニングの描写が衝撃的で、撮影する前から画が脳裏に焼き付きました。
交通事故の被害者・美菜絵にまず感情移入し、こんなことがあってはならないと胸が締め付けられました。
慎介の忘れた記憶や瑠璃子の存在、目的が謎に包まれていて、そのミステリーさにとても引き込まれるとともにいろんな想像がかき立てられ怖くなり、その日はなかなか寝つけなかったです。とにかく面白くてすぐに読み終えてしまいました。
――美菜絵と瑠璃子という2役を演じる上で、何か挑戦されたことなどはありますか?
1人2役なので別人なのですが、ただの1人2役とは少し違うと思っていて、あるものだけを共通させて演じさせていただきました。
瑠璃子に関しては特に声のトーンや人間離れした動きを意識しました。役によって着ける香水や下着を使い分けていました。
あと美菜絵の時、前日は普通に夜ご飯を食べていましたが、瑠璃子はあまり生命力を感じさせたくなかったので撮影の前日は一日食べないようにしていました。
――では視聴者にメッセージをお願いします。
私も一ファンである東野圭吾さんの原作ドラマの出演は一つの夢だったので、本当にうれしく毎回宝物のように演じさせて頂きました。また、女優として挑戦できた役柄でした。
全6話ですが、まるで12話分を撮っているんじゃないかという程、濃厚な撮影期間だったので、それぐらい丁寧で濃厚な作品になっていると思います。
妖艶にスリリングに描かれた(鳥肌)ミステリー。第1話無料放送なので、まず1話だけでもご覧いただけるとうれしいです。
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