大野奈々としてボーカルを務める清原が主題歌を担当するのは初。レコーディング直後には「なんとか無事に終わって良かったです」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。一方、野田にとっても女優とのコラボは初めての試みとなる。
「ホッとしています。本当にやれてよかったです。いい歌が録れて満足です」と野田も満足げな顔で答えた。
野田が主題歌制作を担当することになったのは、山田からのオファーがあったからこそ。
「この映画に参加している人たちが実直に、素直に、やりきっていることが作品から伝わってきたし、ストーリーも面白く、ぜがひでも参加したい、力になりたいと思いました。いい作品だからこそ、負けないくらいいい曲にしたいと思ったし、最後に流れる曲なので、映画を見た人が、何度も何度もこの映画を自分の中で反芻(はんすう)できる曲であってほしい、一生懸命生きている登場人物たちの姿が蘇ってきてほしいと思いました」と語った。
また、清原は「(主題歌を歌うことを聞いて)とても驚きました。私自身、音楽に支えられ、たくさんの影響を受けて生きてきたので、そんな大切で揺るぎない存在に今回お仕事として関わるということに、感じたことのない不安や少しの恐怖すら覚えました。
ですが、私がこの作品を愛し温めてきたことにうそはないという思いを握り締め、こんなにすてきな機会を与えてくださった山田さんや野田さんはじめ、スタッフの皆さんに感謝し、私が出せる全力を尽くしたい、と挑戦させていただきました」と、初めて主題歌に挑戦したことへの思いを明かした。
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