裏話や本公演では絶対にない学校の垣根を超えた企画が満載!テニミュ文化祭レポート

2018/12/06 21:00 配信

芸能一般


ヘアメイク部では楽屋を再現。鏡前に置かれている小物は全て、普段稽古場に置かれている実物。キャストによるキャラクターメイクの実践もあり、大勢のギャラリーが見守る中でメイクをし、キャラに変身していくキャストの化粧過程をファンはジッと見詰め、完成した姿に拍手。

MC役のキャストと組んで、それぞれのキャラクターメイクのコツやマメ知識、楽屋では誰の机が奇麗か乱雑かなど、メンバーのみが知るエピソードなどが聞けることも。

メイクの実践中の様子。鏡前に展示されている楽屋のものは役者が実際に使っているもの!(C)許斐 剛/集英社・NAS・新テニスの王子様プロジェクト (C)許斐 剛/集英社・テニミュ製作委員会


また、ドリームエリアでは舞台で実際にされた黄金(ゴールデン)ペアのコンテナ、ハーリー&キャスト手作りシーサー、青学(せいがく)テニス部部室、ベンチが設置された。

ベンチは実際に座って記念撮影も可能。時間ごとにキャストの登場もあり、ベンチではキャストによる「ラリー中のベンチ講座」が開かれ、音を合図に視線のみで試合中のボールを追うというもの。観客も挑戦する中、時にはボール位置の順番を間違えてキャスト同士が見つめ合う一面もあるなど、その難しさを改めて実感。

展示のベンチではボールラリーの指導も(C)許斐 剛/集英社・NAS・新テニスの王子様プロジェクト (C)許斐 剛/集英社・テニミュ製作委員会


ラケット展示のコーナーでは、これまでの公演中に破損した歴代キャストのラケットが。それぞれに使用キャラクター・壊した時期・壊れた時の詳細な状況が記載されている。公演では見られない努力の結晶に写真を撮るお客さんも真剣そのもの。

他にも衣裳展示やテニラビ部、学校カラーのオリジナルはちまきが作れる手芸部や、キャラクターの身長と同じ位置にあるキャストの手形、テニミュモバイルや公式Twitterでよく見る稽古場やエレベーター前のフォトパネルが設置され、テニミュをよく知るファンはより楽しめる作りとなっていた。

テニミュの稽古などを経て、壊れたラケットの数々。中には歴代キャストのものも(C)許斐 剛/集英社・NAS・新テニスの王子様プロジェクト (C)許斐 剛/集英社・テニミュ製作委員会


12月20日(木)からは、新しい公演「ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 青学(せいがく)vs四天宝寺」が東京・青年館ホールにて行われる。15周年を迎え、いまなお新しい試みに挑み続けるテニミュから今後も目が離せない。