真野恵里菜が主演映画初日にまたも涙! 横浜流星の手加減しない熱演も告白

2018/12/08 06:45 配信

映画

主演映画「青の帰り道」が無事に初日を迎え、真野恵里菜は完成披露試写に続いて涙を見せた(C)映画「青の帰り道」製作委員会

真野恵里菜主演の映画「青の帰り道」が12月7日(金)より公開。初日舞台あいさつが行われ、森永悠希戸塚純貴秋月三佳冨田佳輔、藤井道人監督が登壇した。

完成披露試写の舞台あいさつで泣いてしまった真野は「恥ずかしい~」と照れながら、改めて撮影中断を経て作品が完成したことについて「作品を作る大変さも知ったし、私は主演ということもあって、絶対に作りたいという思いがあった」と再び涙。

声を震わせながらも「そんな思いにキャストやスタッフの皆さんが協力してくれた。役者として集まったときに出せる力も発揮できたし、私はやり切った感がある」と胸を張った。

本作を通して経験したこととして「生きていて辛いというのは常に当たり前であって、それをどう乗り越えていくか。私たちもこの作品を通して起こったことしっかりと受け止めてやってきたし、順風満帆に見えても実はそうではない人もいる。だからこそ優しくなれるし、強くもなれる。そんなテーマがこの作品にはあふれている」と語り、観客に向かって「できれば過去に戻りたいとか、あの時こうだったらと考えないで済む人生を歩んでほしいと思う」とメッセージを送った。

戸塚が撮影中のエピソードとして「ホテルの隣の部屋から歌声が聴こえてきた」と振り返ったが、その歌声の主の森永は「本当に申し訳ない。1人の時は鼻歌を口ずさみたくなる。まさかそんなに聞こえているとは思わず」と照れ笑い。

戸塚は一児の父親役を演じたが「子供ってすごい。たたいてくるときも加減を知らない。5歳くらいの子の力って結構痛い」と子役とのエピソードを披露。

すると、真野は「加減を知らないといえば横浜流星!」と一言。「言い合いをするシーンで私の手を振り払う時に本気で振り払われたので、小道具が落ちていい音を出した。また腕を引っ張るのも本気だったので、真っ赤になった。横浜流星って怖い!」と、横浜の熱演ぶりを明かした。

これには横浜から頭をたたかれるシーンがある富田も「一発目からすごかった。それを何度もやるので撮影後は頭が痛かった。加減を知らない横浜流星!」と同意。真野は「常に真剣だからね」と横浜をフォローした。

最後に真野は「映画を見たら何かしら引っかかったり、納得いかなかったり、楽しい気持ちでは終わらない映画になっています。でも作品とはそういうもの。見終わったら具体的な感想を聞かせてほしいです」と語りながら「また泣いちゃうよ~」と言って、この日2度目の涙。

声を振りしぼりつつ「だけどそれが役者の仕事でもあるし、はかないけども、それでみんなも前に進んでいく。年齢問わず幅広い世代の方々に見てもらいたい」とアピールした。

藤井監督も「面白いキャストと信頼できるスタッフと2年をかけて完成させました。人生何が起こるかわからないと日々生きていますが、1本の映画が完成するのは奇跡だと思えたし、この作品をきっかけに自分の映画の作り方も変わりました。この映画がたくさんの人に届くように願っています」と語って、舞台あいさつを締めた。