大阪ミナミの金貸し・萬田銀次郎(千原)の顧客・日野正春(上杉)が営むラーメン店が開店25周年を迎えた。
元受刑者を積極的に雇い入れ、親身に更生の手助けをしてきた日野の店は、今やミナミの人気店に。従業員の本多麗奈(柳)にも前科があったが、いつか自分の店を持つことを夢見て真面目に働いていた。
ある日、麗奈は新入りの従業員・長山祐子(縄田かのん)から、開店資金をすぐに稼ぐ方法があると投資話を持ち掛けられる。そして、日野が受刑者たちを利用して金儲けをしていると吹き込まれた麗奈は迷った末に、店の売上金を持ち逃げ。
祐子に紹介された投資会社の社長・渡部栄治(橋爪淳)から、大阪に建設予定のカジノを利用した高金利の投資を勧められて100万円を預け、契約書にサインする。
同じころ、日野は失った金を穴埋めするため、銀次郎に借金を申し込んでいた。日野は過ちを犯した者が人生をやり直す手助けをすることが自分の使命だと話し、麗奈を追うつもりはないという。
まもなく、銀次郎の舎弟・坂上竜一(大東)が麗奈を発見。日野の思いを聞いた麗奈は悔い改め、渡部に金を返してほしいと申し出るが、法外な解約金を要求されてしまう。
謝罪に現れた麗奈から事情を聞いた日野は、それが1980年代に横行した“ペーパー商法”と同じ手口の詐欺だと気付く。日野は金を取り返してやると投資会社に乗り込むが、そこに現れた渡部の姿に表情をこわばらせる。
渡部は過去のある“過ち”を日野に突きつける。巨額の口止め料を請求された日野は、銀次郎に再び融資を懇願。銀次郎は、配下の矢倉紅(小芝風花)を渡部の会社に送り込む。
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