つりビット、最後の航海へ!ラストシングル「プリマステラ」はファンに6年分の感謝を送る感涙のメッセージソング!!

2018/12/14 06:00 配信

アイドル

TSUTAYA O-WESTで結成記念日ライブを開催したつりビット


アイドルグループ・つりビットが12月12日、東京・TSUTAYA O-WESTで結成記念日ワンマンライブ「2018 寒中釣り大会」を開催した。

つりビット長谷川瑞竹内夏紀安藤咲桜聞間彩小西杏優の5人で活動する5人組ユニットで、2012年12月12日に結成。6年間の活動を締めくくり、来年3月24日(日)、東京・マイナビBLITZ赤坂でのラストコンサートをもって解散することが発表されている。

この日のライブは残されたわずかな時間、限られたステージで彼女たちの目を焼き付けようと新旧のファンが会場に訪れ、熱気溢れる満員の状態に。いつもならイントロと共にスタートするところ、まずメンバーが並び、リーダーの長谷川からファンへのメッセージがあった。

「この度は突然の発表で悲しませてしまったり、驚かせてしまって本当にすみません。私たちつりビットは、3月末をもって解散することになりました」

色々な思いが込み上げてくるのだろう。押し黙り、次の言葉がなかなか出てこない長谷川に、ファンから「頑張れ!」の声が掛けられる。

「……残りわずかですが、今まで応援してくださった皆さんへの恩返しを頑張っていきたいと思います。最後まで全力で、今日からまた全力で駆け抜けていきたいと思います」

5人に温かい拍手が送られる中、続けて聞間から「6年前のこの日はみんなが初めて出会って、つりビットが誕生した日です。これから始まる皆さんとの新しい日々をこの曲で始めたいと思います。私たちの始まりの曲です。『スタートダッシュ!』」と言葉が送られ、つりビットのデビュー曲からライブはスタートした。

【写真を見る】冒頭、涙を堪えていた竹内夏紀だが、ステージではいつも通り元気溢れるパフォーマンスを!


「釣りパーティ」「爆釣御礼」など、つりビットはグループ名にちなんだ楽しいお魚ソングを多く持つが、この日はそれを封印。代わりに、つりビットのもう1つの特徴であるシティポップスを軸にセットリストを組み立ててきた。

小西が「当時は私が小5で、ちゃんあや(聞間)とさく(安藤)となつ(竹内)が小6、みずきちゃん(長谷川)が中3だったんですよ。覚えてる、みんな?」と振り返りながら、「ちっちゃかったんで可愛らしい曲を歌ってたんですけど、成長するうちに大人っぽい感じの曲も増えてきて。次は今の大人っぽいつりビットを聞いてください」と、最新曲「TOKYO WONDER GIRL」を始め、昨年、今年に発表した曲を披露していく。そして、「裸足のマーメイド」「レモン海岸」「Chuしたい」の人気の夏曲の後、クリスマスが近いということで「キメキメクリスマス」から始まる冬曲ブロックに。

ラストシングル「プリマステラ」の歌詞はとても心に刺さるものに。ぜひ聞いてほしい


聞き心地の良いシックな曲、シティポップスを歌うアイドルグループはなかなかいない今、改めて解散が惜しまれるというステージングを見せていく5人。「つりビットにとって、とてもとても大切な曲です」と、「スタートダッシュ!」と対になるファーストシングル「真夏の天体観測」を歌い上げると、2019年3月6日(水)にリリースするラストシングル「プリマステラ」を初披露。

小西が「応援してくださったファンの方に感謝を込めて歌いたいと思います」と告げて始まった「プリマステラ」は、ファンにだけなく、つりビット自身の歩んできた道と今の光景を綴った曲だった。ソロパートを切り替えながら、1人1人がメッセージを送るように歌詞を繋いでいき、5人が声を重ねる「青春の1ページは真っ白なイメージだった」「こんなにもたくさんの色で溢れていて」というサビの歌詞がとても印象的に響いていく。

ファンの声援に応える聞間彩。王道アイドル・つりビットのセンターに立ってきた


つりビットはこの曲のリリースイベントで、12月22日(土)の神戸から各地を回っていく。「これが最後のリリースイベントになります。感謝の言葉を伝えに行きたいので、皆さん待っていてください!」と竹内が挨拶し、ライブはアンコール曲「Cause you make me happy」へ。

「最後に良い思い出を作ってみんなとバイバイしたいので、つりビット号最後の航海、ぜひ皆さんご乗船してください。そして、良い航海にしましょう!」と竹内からラストライブに向けたメッセージが送られ、結成記念日ライブは幕を閉じた。

取材・文:鈴木康道