――クランクアップされた感想をお願いします。
とても楽しい日々を過ごさせていただきました。東海テレビの60周年にお呼びいただいて、この大富豪・柳川とし子をやらせていただいたのもとても光栄に思っています。岡田将生さんをはじめとして、中尾明慶さん、森田甘路さんなど、若い俳優さんたち、そして渡部篤郎さん、榊原郁恵さんともご一緒させていただきとても楽しかったです。
――改めて岡田さんの印象はいかがでしたでしょうか。
堅実な役作りをされる方だと思っておりました。そして実際お会いして、想像通りの好青年でした。
――柳川とし子を演じられての印象、苦労した点などはありましたか?
三河弁をベースにした今回のせりふは、私は初めての経験で結構難しかったです。でも、演出の木下(高男)さんがいろいろと注文を出してくださったので、今までできなかったような演技をさせていただきとても楽しかったです。自分の違う一面を引き出していただいたような気がいたしました。
――読者の方にメッセージをお願いします。
岡田将生さんをはじめとして、誘拐をする若い方たちと一緒に仕事ができ、現場もとても楽しかったので、画面にもきっとそういう雰囲気が出ているのではないかと思います。ぜひ、楽しみに見ていただけたらと思います。
――クランクアップされての感想をお願いします。今回、名古屋弁でお芝居をしたそうで、とてもお上手だったと聞きました。
僕は答えがわからないですから、方言指導の先生を信じて話しました。ただ、教科書通りではない話し方を知ろうと、(愛知県出身の)佐藤二朗に電話して、自分のせりふを一通り全部聞いてもらいました。“きしゃきゃあけん(記者会見)”と言ったら、「うちのおばあちゃんでも言わない」と、大爆笑していましたね。
さらに、“名古屋しにゃ~(市内)、岐阜しにゃ~(市内)”と続けると、「さすがにそれは言わないんじゃないの?」って(笑)。でも、「渡部篤郎が、名古屋弁を話しているところを見てみたい」と二朗に言われたので、そう言ってくれるのなら、それでいいんだなと背中を押してもらいました。
――共演された岡田さんはいかがでしたか?
将生は本当に大好きな俳優で、昔一緒に作品を撮った時にも、とても上手だなと感じていたので、彼の作品はいつも楽しみにしています。顔がとても美形で、ついそちらの方に目がいきがちですが、お芝居がしっかりしていて、とても努力をしている人だと思います。今回は一緒のシーンが少なくて残念でしたが、将生が主演ということなので安心しています。
――読者の方にメッセージをお願いいたします!
誘拐というテーマですが、コミカルに描いているので、幅広く、多くの方に見ていただければと思います。痛快娯楽になっているといいですね。「大誘拐」という作品は、今後も受け継がれていく素晴らしい名作だと思います。
東海テレビ60周年記念のこのドラマは、舞台を東海地方に移しての作品です。地域密着ではありませんが、東海地方の皆さんにもぜひ盛り上がって見てくださればうれしいです。名古屋弁、ほっこりしました。
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