有村架純主演のドラマ「中学聖日記」(2018年TBS系)で、吉田羊とのキスシーンが話題を呼んだ中山咲月。“ジェンダーレス女子”の異名を取り、同世代の女性から支持されている彼女は公開中の映画「ヌヌ子の聖★戦~HARAJUKU STORY~」で、バンドミュージシャンを演じている。しかも、ボーカル担当の男性役…!?そんな彼女に話を聞いた。
――映画では男性を演じていると聞きました。
「久保というバンドマンを演じています。劇中では、男性にしか表現できないようなしぐさが出てくるので、私に何ができるんだろうって思いました。久保はライブで歌を歌ったり、MV撮影したりと、私が想像するバンドマンの姿そのもの。役作りとしては、道を歩きながら男性の動きを観察したり、バンドマンのインタビュー動画を見て研究しました」
――役へのアプローチを進めていく中、あることに気付いたそうですね。
「個人的な意見なんですけど、バンドマンは前髪が長くて、ちょっと猫背(笑)。あまり表に出たくない人が多いのかなと。歌だけを伝えたいから、自分の顔が出ていなくてもいいと考えているのかなって思いました」
――ライブシーンでは歌を披露。伸びやかな歌声で感動しました。
「久保は激しいパフォーマンスをするというより、ただひたすら歌うだけ。私自身、カラオケに行くのは好きですけど、歌の練習をしたのは撮影が始まる1カ月ぐらい前からということもあって、お客さんの前で歌うシーンはすごく緊張しました」
――ちなみに、オフの日はボーとするのがお好きと聞きました?
「一日の中で、ボーっとしている時間があるんです。その日のことを頭の中で整理している感じ。失敗したときは反省、うまくいった日は自分を褒めたり(笑)。自分と向き合いながら内面を磨いています。」
――そういえば、ディズニーがお好きとの情報もキャッチしています。
「『好き』っていうレベルじゃないぐらいの“ディズニーオタク”なんです(笑)。休みができたら、すぐディズニーランドへ。滞在1時間でもご飯だけ食べに行ったりしますよ。もはや、カフェ感覚です(笑)。
――最後に映画「ヌヌ子の聖★戦~HARAJUKU STORY~」の見どころをぜひ!
「仲が良い2人の友情が、あることをきっかけにこじれてしまう感じは、男性女性問わず誰もが経験していること。中学生や高校生はもちろんですけど、大人の方たちにも楽しんでいただける作品だと思います」
取材・文=小池貴之
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