9月25日に公開する映画「恋愛戯曲~私と恋におちてください。~」の試写会が9月21日、都内で行われ、出演の椎名桔平、深田恭子、鴻上尚史監督が登壇した。
本作は、鴻上監督の舞台で2度上演した作品を自らが、監督・脚本で映画化した作品。椎名が演じる人生負け組のTVプロデューサー向井が、深田が演じる本物の恋をしないと仕事ができない崖っぷち脚本家・谷山に「何でもしますから書いてください」と懇願して「じゃあ、わたしと恋におちて!」と逆に迫られる「強制恋愛」ストーリー。
深田は「椎名さんはすごく何を考えているかわからないというか、実際お会いしてみて、面白い方なんだなと思いました。場を盛り上げてくれるというか、何を言い出すかわからない面白さというか頼もしいです」とコメントし、一方、椎名は「かわいい女の子だなという印象だったんですが、実際映画で初めて共演して、自分が思っていたより、大人っぽいというか、大人の女性の魅力をとても感じました」と、共演してそれぞれの印象を語った。
演出も手掛けた鴻上監督は「あまりネタばらしはできませんが、最後のシーンのゴージャスなかんじは、深田さんにしかできないなと思いました。あと、深田さんが一生着ないであろう地味な服を着て、貧相なお玉でみそ汁を作るシーンがあるんですが、そのシーンはとてもいいんですよ。椎名さんもイルカが出てくるシーンはすごくおもしろい。魚の前で頑張るシーンでは本当によくがんばってくれた」と見どころを語った。
深田が演じた、恋をしないと仕事ができない谷山について深田は「女性にとって恋はエネルギーになるという部分があると思うので、私自身は仕事を頑張る自分がいて、それを誇りに思って、やっと恋ができるかんじなので、両方バランス良く頑張りたいなと思いますね」とコメント。
この日は、女性限定の公開前試写会で、会場から恋愛に関する質問や相談を受け、椎名、深田、鴻上監督の3人が直接答えるという「恋愛相談会」が行われた。「何度かデートをしているのに、アプローチをしてくれない。自分は好きなのにどうしたらいいですか?」との質問に、深田は「自分のことが好きではない人とデートに行かないので…。別にその男性に好かれてないんじゃない?」とばっさり。また「恋愛してしまうと仕事に身が入らず、いつも彼のことばかり考えてしまいます。過去に何度も『重い』と言われてしまう。恋愛中毒な私をどう思いますか?」との問いに対して、深田は「同じだけ重く愛してくれる人と付き合うといいのでは?」と答え、「私の恋愛は、自分が1番で、次にうちのワンちゃん、お母さんとその次の4番目でもいいっていう人じゃないとお付き合いできませんね」と自身の恋愛観を明かした。
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