椎葉D「やっててしんどいじゃないですか?」
東野「しんどいです」
椎葉D「なんで好きなんですか?」
東野「たぶん20代に(登山に)出会ってたらしなかったと思うし、30代でもどうかな…。だんだんと年齢重ねてきたときに、普段の仕事とかプライベートでもしんどいことがないじゃないですか? ないんですよ。やっぱり登山のときだけ、ちょっとつらい思いしてんのが心地いいというか。まあまあ、感じ悪いですけど、医者と弁護士がトライアスロンするみたいな(笑)」
木村「あのー、あるから。財力とか(笑)」
東野「自分で仕事頑張って、生活のメドもたって、金銭的に生活できるなってときに、何か刺激がほしいんですよ。そこで僕は登山を求めていったってことだと思うんです」
木村「そんな感覚でやってはったんですね? 普段ない刺激を求めに…みたいなことですか?」
東野「そうですね。なおかつ、仕事場やったら、先輩(東野)後輩(木村)ですけど、山やったらこっち(木村)の方が先輩やから、先輩後輩が入れ替わるのもまたいいというか、なんか楽しいんです」
椎葉D「今、一緒に登らしてもらっていると、最初ゆったりした登山道が、沢だ、岩登りだと、どんどんきつくなっていくじゃないですか? そういうのが楽しいんですか?」
東野「楽しいです。ぜひぜひ見てほしいというか。不思議なんですけど、景色見てもいいなと思ったりとか、なんかそういう童心に戻るというか。岩登っていったりとか、沢で濡れたり、川遊びしてる昔を思い出したりとか、そういうのも楽しいんです」
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