「VAMPIRE 巨大病院サイバージャック!!」
ある誘拐事件を鮮やかに解決した直後、明智小五郎はうっかり階段から転落し、大病院「城西メディカル」に入院する。
くしくも同院は、厚生労働大臣・河本圭子の旗振りのもと、ロボット支援手術など医療のIT化を積極的に取り入れている病院だった。
河本がその安全性を自ら証明するため、心臓の手術を受けることも公表されており、にわかに注目を集めていた。
そんな中、何者かが万全のセキュリティー対策を突破し、厚生労働省の公式サイトをすべて料理のレシピにすり替えるという奇怪な事件が勃発。
しかし、犯人特定の手がかりはまるで得られず、警視庁は手をこまねくばかり。
そこで、浪越謙次朗から明智に捜査協力を依頼するよう命じられた小林芳雄は、明智が入院している「城西メディカル」へ。院内では、河本のSP・澤井正和らが見守る中、河本の手術が今にも始まろうとしていた…
ところが手術開始直後、院内のネットワークが乗っ取られ、すべてのコンピューターが動作を停止。医療用ロボットのアームも河本の体内に入ったまま、微動だにしなくなる。
それと同時に、「この世には罪なき人の生き血を吸い、私腹を肥やす罪人がいます」という不穏な院内放送が流れだす。
明智と小林はすぐさま連携し、コンピューターを復旧させようとするが、その行く手に謎の刺青を刻んだ男たちが立ちはだかる…。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)