浪川大輔、柿原徹也、吉野裕行が「ジョイントライブ」でお互いのバンドを“いいね!”

2018/12/20 18:10 配信

音楽

柿原徹也

男性声優が参加するレーベル"Kiramune"にて活動する浪川大輔柿原徹也吉野裕行のジョイントライブ "VERSUS"が、11月10日、11日に千葉・幕張メッセのイベントホールで開催された。会場に集まったファンを前に、彼らが熱いパフォーマンスを繰り広げた11日のライブの模様をレポートする。

開幕を告げたのは『We'll Versus』。各メンバーのソロライブで、バックバンドを務める仲間達の演奏と共に、ステージの3カ所から次々と3人が登場。ピンク、緑、黄色とそれぞれのイメージカラーのペンライトを振るファンから大歓声が上がる中、息の合ったコンビネーションで会場を盛り上げていく。歌い終わると、すぐに吉野が「"VERSUS"、一緒に盛り上がりましょう!」とファンに呼びかけて、場内はヒートアップ。そのまま、照明の色がピンク色に変わると、アップテンポでノリのいい『はじまりのうた』『CALL』『CATWALK』の3曲を、吉野が続けて熱唱した。

興奮冷めやらぬまま、次に登場したのは柿原。照明が一瞬にして緑色に変わると、場内から黄色い歓声が上がり、柿原の甘い声が響き渡る。『進ませろ!』『リングオブドランカー』と会場のボルテージが上がる曲を連発し、3曲目の『通り風』へ。先ほどまでのアップテンポな曲から一転、情熱的なメロディーでファンたちを魅了した。

会場全体が暖かな空気に包まれる中、ムードを一変させたのは浪川だ。黄色の照明に変わり、「みなさん、ごきげんよう!」と語りかけ、浪川らしいパフォーマンスでバンドメンバーと共に『ファンキー☆ウェーブ』を披露。「バンドの音を浴びて帰ってくれ!」と、会場をあおって自身のバンドメンバーを紹介すると『イエローマン』『ELEVATION』でさらに盛り上げた。

MCコーナーでは、浪川が食事の時に自分たちのバンドを褒め合っていたことを告白。それをきっかけに、再びそれぞれのバンドを褒め合いだす微笑ましい様子にファンも笑顔に。そんな中そして、このライブのために3バンドによる"VERSUSメドレー"を、3人が代わる代わる熱唱した。さらに熱い声援を受け登場したのは、宮崎誠。彼は3人に多くの楽曲提供をしている。そんな彼の作った楽曲を、アコースティックバージョンにアレンジし、この日の為だけのスペシャルメドレーを披露した。

クライマックスが近づき、浪川は『UTAO』、柿原は『ダンディギ』、吉野は『\わっしょい/』で、ファンたちと一緒に盛り上がる。そして、吉野が「次でラスト」と宣言すると、ファンからは悲鳴のような声が上がるも「時間が短く感じたということは、満足していただけたのかな」との問いかけに、大きな拍手が。最後に3人そろって『VERSUS』を歌い、会場の熱気が最高潮の中、彼らはステージを後にした。

その後、アンコールを受けて、吉野が『innocence』で再び登場すると、浪川と柿原もステージへ登場し、1曲ずつ披露。集まったファンへの感謝を熱く語った3人は『僕らの描く未来』を会場全員と大合唱。ステージの端から端まで行き交い、ファンに手を振りながら最後の最後まで盛り上げると「ありがとうー!」と感謝の気持ちを言葉にした。声援が鳴り止まぬ中、もう一度ステージを巡り、3人のまぶしい笑顔とともにライブは幕を閉じた。

文=永田正雄