日本が誇る名門・烏丸家の第27代当主となった花穎(永瀬)は、18歳にして既に飛び級で大学を卒業する程の頭脳明晰、しかも色彩に関して特別な能力を備えている。
突然の引退を宣言した先代当主の父・真一郎(吹越)は行方が分からず、急ぎ留学先から戻ってきてみると、そこにいたのは幼少時代から全幅の信頼を寄せる老執事・鳳(奥田)ではなく、新しい執事だという仏頂面の見知らぬ青年・衣更月蒼馬(清原)だった。
父・真一郎が遺した突然の発令により、不本意ながらも衣更月と主従関係を結ぶ羽目になった花穎。まだ自覚が足りない若き当主・花穎と、仏頂面で新米執事・衣更月との関係には、ビミョーな空気が流れる。
そんな中、花穎は、招待された芽雛川家次男のバースデーパーティーで、ある事件に巻き込まれる。
親しげに近づいてくる大学生にして起業家の赤目刻弥(神宮寺)とは何者なのか?
さらに、次々に起こる不可解な出来事…烏丸家に上流階級の陰謀が降りかかる。
花穎と衣更月は、烏丸家を守り抜くことができるのか。
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