TPD、年内ラストワンマンで完全燃焼! 胸を打つパフォーマンスとリーダーの熱い思い

2018/12/23 13:55 配信

アイドル

年内ラストワンマンが幕開け写真:Jumpei Yamada


ライブリポート


街はすっかりクリスマス模様。そこかしこでクリスマスにちなんだ商品やお菓子が売られ、サンタルックの女の子、男の人、着ぐるみなども現れ、たくさんの色があふれている。

そんな中で、TPDという“6色”の独自のカラーを持った女の子たちが、軽快な音楽とファンのコールに乗せて入場してきた。

「2018年ラストワンマン! みんなで楽しんでいきましょう!」とリーダー・高嶋菜七の元気な第一声から、1曲目はやや意外な「SURVIVAL!!」だった。

この曲は中盤から後半に入る14曲目くらいのイメージを勝手に抱いていたので、一瞬約1カ月ぶりのワンマンに浮かれて気を失っているうちにもう後半戦にいっちゃったのかと焦っていると、リーダーのパワフルなソロパートの歌声で一気にステージに引き戻される。

入念なリハーサルに加えメディア出演、アルバム全曲リリースパーティーにファンクラブイベントなど、師走の名の通り忙しい日々を過ごす彼女たちだけに、さぞお疲れだろうと思いきや、のっけから笑顔爆発のステージング。

若干マイクとの相性が悪い場面もあった気がしたが、ダイナミックなダンスでカバーしてお釣りの方が多い。

「SURVIVAL!!」から入ったら次は何が来るのかと思ったら、攻める手は緩めない、「純愛カオス」で畳み掛けにきた。

某年長組2人もライブ前に「筋肉痛が…」とツイートしていたが、そんなのはみじんも感じさせない動きでズバッと決め、一転して「皆さん一緒にクラップ(手拍子)お願いしまーす!」のキュートな掛け声から、準備万端なファンを前に「Honey! Come Come!」の時間だ。

浜崎香帆の語り掛けるようなボーカルから、過密日程で卒論が終わったか心配な櫻井紗季による“イサキカットイン”(ラップしながら斜めに入るやつ)がバッチリ決まっていた。

そして2ndフルアルバムの新曲で最も早くワンマンで披露した「Glowing」の楽しげなイントロが流れる。

各地のリリースイベントで幾度となく披露されてきただけあって、イントロが流れた瞬間のファンのリアクションが大きく、グイングイン会場のボルテージが上昇。

一緒に踊れそうな振り付けもさることながら、この曲でも随所にソロパートで歌唱力の高さを見せつける高嶋を見て、2018年最後のワンマンであらためてリーダーであり、メインボーカルの1人である彼女の“大黒柱感”に圧倒された。

続く「Collection feat ☆Taku Takahashi(m-flo)」でもそれはいかんなく発揮。冒頭の英語と日本語が織り交ぜられた歌い出しで早くもK.O.寸前だ。

たまに発音が良過ぎて日本語も英語に聞こえる気はしないでもないが(失礼)、それも含めて高嶋のボーカルの魅力だろう。

個人的には初めてライブで聴いたこの曲。ストリームホールのクラブ感とマッチしていて、よく映えていた。

前日のリリースパーティーに出演した、☆Taku Takahashi御大とのコラボパフォーマンスもさぞ良かったのだろうな。