ソロ・ユニコーナーが終わると、神秘的なサウンドにリーダーの伸びやかなボーカルがノった「It's Up To Me」で全員集合。
新衣装で現れた6人が白いペンライトを器用に振り回すと、ファンもそれに合わせて振り、会場はペンライティング・ザ・ホールに様変わり。
続いて脇&上西がラジオやSHOWROOMなど各メディアでオススメ曲に挙げている「Counting the Seconds」へ。個人的に、この日のハイライトはこの曲だったかも。
正直CDを買って聴いたとき、いい曲だけどベストワンか?と言われると首をひねっていたが、「だからおまえはまだまだ甘ちゃんなんだよ!」とカウンターパンチを食らったかのような衝撃を受けるほど、ササった。
生で聴いた人にしか共感を得られないかもしれないが、“歌い出しの高嶋”の異名を取る(?)高嶋の真骨頂…冒頭のワンフレーズで聴く者のハートを鷲づかみにする歌声の攻撃力…。
思わず「じぇじぇじぇ」とノートに書いてしまったのは、うそのような本当の話。みんなが好きな理由が分かった。
正直に告白すると満員御礼のおかげで後ろまでギッシリだったため、細かい振りはほとんど見えなかったのだが、それでもダンス師匠・橘を筆頭にキレキレのバッキバキだったのだろうなというのは“心眼”ではっきり見えた。
続いて三倉茉奈・佳奈と橘の「踊ってみた」動画も注目を集める「Lovely Lovely」では、浜崎の「携帯で写メ撮ってTwitterに上げてね!」の合図で、ファンのスマホ撮影OKの大盤振る舞いタイムに突入した。
手足をシーソーのようにゆらゆらさせたり、小刻みに動かしたりともちろん難しいが、マスターしたら楽しそうな振りの同曲。SNSを中心に今後流行しそうな予感だ。
ペンを置いてスマホを構えたい衝動にかられつつ我慢して周囲を見渡すと、ファンも関係者も小刻みな動きのせいか写メを何度も撮っては消してを繰り返している様子だった。
その後、2018年確実に歌い手として現状打破した1人・上西の歌い出しから「現状打破でLove you」、高嶋の「まだまだここから声出して踊る準備できてますかー! TPDに付いてきてください。いくよ~!」の合図から、ノリノリの「FREEDOM」へ当然ノンストップでつなぐ。
ちなみにメンバーのラップが聴ける貴重な楽曲だが、抜群にうまいなと思ったのは浜崎。持ち前のストイックさと真面目さが表れたラップが絶妙にさえるし、この曲自体がストリームホール向きな印象だ。
そのスピード感を持続させながら「TIME」へとスルーパスが送られ、高速移動におなじみの振りを披露したと思えば、曲の切れ目すら分からないまま「TRICK U」に。
橘のソロパートをみんなで見守る優しい時間も健在で、ほっこりした後は、これを聴かなきゃワンマンは終われない“BNS”ことデビュー曲「BRAND NEW STORY」へ。
そして、本編ラストはアルバムリード曲の「Hey, Girls!」。いつ出てくるんだろうと思っていたが、ここで持ってきたか。「この曲で最後になります!」という曲振りが新鮮だった。
それに手ぶライターも言っていたが、ワンマンやリリイベで育ててきただけあってか、この日一番と言ってもいい盛り上がりの「セイ・ヘーイ!」「イエーイ!」のコール&レスポンスで、会場の熱気が頭上に目に見えて漂うまま本編が終了した。
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