――この番組では旧車を解体して、ボルト一個まで見ることができますが、ここまで細密に内部を見られることはそうあることではないですよね?
千原「ここまではほんまにないです。車の恥ずかしいようなところまで見られますから(笑)。今回思ったのは、車って本当に機械の集合体なんだなということ。車1台ってよく言うけど、ちっちゃい部品から何から一つ一つの集合体が街を走ってるんだなと思って、不思議だなと感じました」
――職人さんと話していて、一番楽しい瞬間はどんな時ですか?
千原「皆さん、嬉々としてお話しされるので、ほんまに好きなんだなということが伝わってくるんです。言葉を選ばずに言うと、全員変態です。ド変態です! でも、皆さん、愛がすごいんですよ。車への愛情がにじみ出ているので、ただ話を聞いているだけで楽しい場所へ誘ってくれる。その瞬間が楽しいですね。もし、僕が池井戸潤さんだったら、『下町ロケット』みたいに一人1冊で本が4冊書けるぐらい。皆さん、すごい愛情ですから」
――旧車好きにはたまらない番組になりそうですね。
千原「もちろんそうですね。でも、旧車に興味がない人でも楽しめる番組だと思いますよ。あるものに対する熱量を持った人たちの話って、興味が湧くじゃないですか。例えば、僕はケーキに興味がないですけど、こだわり抜いたパティシエさんの話ならいくらでも聞けますもんね。そういう感じで、誰でも楽しめる番組になっていると思いますよ!」
ちはら・じゅにあ●'74年生まれ、京都府出身。'89年に実兄の千原せいじとお笑いコンビ「千原兄弟」を結成。現在は、お笑いだけでなく司会者やコメンテーター、俳優など様々な分野で活躍中。
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