その演技にも評価が集まった。実は顔をケガした人物とは別人だったスケキヨ。復員後は廃屋などに姿を隠していたが、出征前から思い合う仲だった珠世(高梨臨)との再会シーンでは「会いたかった」と思いがあふれた珠世を「僕もだ…」としっかりと抱きしめながらも別れの手紙を手渡した。金田一によってすべての謎が解明されたラストの謎解きシーンでは手錠をはめられた姿で「母さん、佐清はただいま戻りました」と深々と一礼。そして、クライマックスでは真犯人をかばい、「私が殺したんだ！」「あなたは何も言わなくていい！」と悲壮な表情を浮かべた。
迫真の演技に「賀来賢人の演技に脱帽」「黒木瞳との母子の思い合う姿に感動した」といった絶賛の声が上がった一方で、多くの視聴者の脳裏にはやはり“三橋”の姿がチラついていたよう。「おふざけもいいけどマジメで誠実な役も似合う」や「真面目な役、カッコよかった！でもやっぱりアドリブ多めの賢人くんが好き(笑)」といった正反対の意見も見られたほか、「三橋として見てしまう…いつ『ぺいっ！』とやるか期待してしまう(笑)」「賀来さすが人気の俳優さん。カメレオンぶりがすごいね」など、「今日から俺は!!」の三橋のキャラとのギャップを楽しむ声でにぎわった。
クリスマスイブの放送だったことから「イブにマジメな賀来賢人が会いに来た！」と喜ぶ声のほか、同じ24日夜には伊藤健太郎が出演した「アシガールSP」(NHK総合)も放送されていたことから「三橋と伊藤が別々の時代に生きてる…真裏で激突してるし」など、2人の“縁”を指摘する声も上がっていた。