上坂すみれが独創的な健康法を提案!?「私にとってオカルトは硬めのチョコケーキ」

2018/12/25 19:48 配信

バラエティー

『緊急検証!THE MOVIE』でナレーションを担当した上坂すみれ

2019年1月11日(金)より公開される『緊急検証!THE MOVIE ネッシーvsノストラダムスvsユリ・ゲラー』の完成披露上映会が、東京のユナイテッド・シネマ豊洲で開催。上映を前に、出演者の大槻ケンヂ辛酸なめ子、吉田悠軌のほか、ナレーションを担当した上坂すみれ、'70年代オカルトブームをけん引した伝説の"暗黒プロデューサー"康芳夫がステージに登壇した。

本作は、ファミリー劇場で放送されている、専門家たちがプレゼンを通してさまざまなオカルトを検証するバラエティ「緊急検証!」の劇場版。「ネッシー」「ノストラダムス」「ユリ・ゲラー」をテーマに、さまざまな説を発表する。

TVシリーズにも出演している大槻は「緊急検証シリーズは、毎年大みそかに『紅白オカルト合戦』をやっております。私、紅白歌合戦には1度も出たことがないんですけど」とユーモアを交えてあいさつ。劇中の飛鳥昭雄、山口敏太郎、中沢健が行ったプレゼンについて「昭和を感じさせるテーマで、オカルトのムーブメントを思い出させてくれました。世代的にはズバリ来ました」と感想を述べるた。

辛酸も「ブラックホールに吸い込まれるようなプレゼンで、海外ロケのゴージャスな風景に癒やされて、CGもシュールで面白かったです。TVシリーズよりもバージョンアップしています」と見どころをアピール。さらに、「人類がもうすぐ滅亡するんじゃないかみたいなノリの番組でしたが、この映画が公開されるということは、地球は平和だったんだと実感できました」と明かした。

吉田は、この日に発生した携帯の通信障害と地下鉄の運転見合わせに触れ、「何者かの巨大な陰謀が舞台挨拶を阻止しようとしたとしか思えない。でも、皆さんのおかげでなんとかこぎつけました」と陰謀説を唱えて会場を沸かせると、康は「よくできていて続編を作った方がいいと思います」と映画の出来を絶賛した。

「紅白オカルト合戦」を観ながら年を越すのが楽しみだという上坂は「(SNS上で)つぶやいていたら、ソ連特集を組んでくださったり、オーディオコメンタリーに呼んでいただいたり。映画のナレーションも担当させていただきました」と喜びを語ると、自身が務めたナレーションについて「小学生の時にノストラダムス的締め切りが来ていて、『今年の夏休みは迎えられないんだ』と考えていた当時を思い出しながら収録に臨みました」と打ち明けた。さらに「1ヶ所、私に急に質問が投げかけられる場面があるんですけど、思わず素に戻ってしまったところを、そのまま使われていました(笑)」と照れた様子で答えた。

その後、登壇者たちが「自分にとってオカルトとは?」の答えをフリップに書いて披露。「一生楽しめる!!」と書いた大槻は「UFOや心霊は、結局は分からないと思うんですよ。でも、考えている間は楽しめる。大人のたしなみ、老後の楽しみとして、来世でも答えの出ない謎解きをして楽しみたいです」と宣言。一方、辛酸は「人間の権利」、吉田は「絶対になくならないもの」、康は「カルト、オカルト、すべての現象は同一である」とそれぞれの持論を展開した。

そんな中、上坂はオカルトを「硬めのチョコケーキ」と、かわいらしい絵と共に告白。「毎日は食べられないけど、疲れた時とかに食べると幸せだなと思えるものです。ノストラダムスの大予言みたいに毎年ある人生の滅亡チャンスが、神様の粋な計らいによって長引いているので、ご褒美のチョコレートケーキだと思っています」とコメント。さらに、日常生活の中で「オカルトをたまに摂取して、元気になって社会活動に従事して、また元気がなくなったら摂取して職場に出ていく。(オカルトとは)そういう付き合い方をしたいなと。皆さんにもオススメです"オカルト健康法"。ぜひ取り入れてみてください!」と笑顔で語り、観客を笑わせた。

最後は、これから劇場版を観るファンに向けて「驚くシーンがたくさんあると思います。オカルトを楽しんでください」と大槻のメッセージで締めた。

文・撮影=永田正雄