SKE古畑「今まで見せたことのない“古畑奈和”を歌に乗せて届けたい」＜「Dear 君とボク。」ロングインタビュー 前編＞

12月24日にSKE48・古畑奈和の1stミニアルバム「Dear 君とボク。」が発売された。同作は、2017年に発売されたシングル「オルフェス」の総売上枚数10000枚達成を受けて制作が決まったミニアルバムで、2019年1月16日(水)までの期間限定販売となっている。

待望のミニアルバムをリリースした古畑に、制作過程や収録されている全6曲について話を聞き、また、2018年に起こった自身の変化などについても語ってもらった。

アルバム制作は「どういう歌が得意で、どういうものを望んでいるかを知ってもらうところから」

――ついに古畑さん初のミニアルバム「Dear 君とボク。」がリリースになりましたが、まずはどういったところから制作がスタートしたのか教えてもらえますか？

スタッフさんと一緒に会議をするところから始まりました。アルバムの方向性をどうしたいかとか、私がどういう系統の歌が好きかとか、結構時間を掛けて話し合いましたね。

初めてご一緒する制作スタッフの方たちだったので、私がどういう歌が得意で、どういうものを望んでいるかを知ってもらうところからだったんですけど、「奈和ちゃんの好きなようにやってほしい」というスタンスを示してくれて、細かいところまで要望を聞いてくれました。

――実際にどんなリクエストをしたんですか？

アニソンに憧れていたので、アニソンっぽいテンポが速くて壮大なスケールの歌を歌いたいというのをお願いしました。

あと、ちょっと闇があるようなカッコイイ感じの曲が欲しいとも言いました。そういうカッコイイ曲が多くなるから、恋をしている女の子の曲とちょっとセクシーな曲も欲しいねって話したりして、アルバム全体のバランスを見ながら決めていきました。

――後ほど1曲ずつお話してもらいますが、1曲目の「本性」と2曲目の「MESSHIAH(メシア)」はアニメのOP曲のような雰囲気がありますよね。歌いたい曲をリクエストした中で、具体的に「この人の曲みたいに」と挙げたアーティストはいますか？

May'nさんですね。May’nさんや、May’nさんが歌唱をしている(アニメ「マクロスF」の)シェリル・ノームの曲ってイントロが印象的で、「これからコンサートが始まる！」ってワクワク感のある曲が多くて、そういうイントロでワクワクするものが1曲は欲しいですってお願いしました。そこが一番こだわったと言ってもいいくらいです。

そうしたら、「本性」のイントロは落ち着いたところからどんどん盛り上がっていく感じになったので、すごく気に入っています。