――火ノ丸は小さい体というハンデを乗り越えて横綱を目指しています。細谷さんはこれまで壁にぶつかった経験はありますか?
壁…っていうほど深刻なものではないですけど、2017年に3か月くらい休業しましたね。その間“立ち止まらざるを得なかった”という意味では、壁なのかもしれなかったです。
――不安はありましたか?
全くなかったです(笑)。休業中は仕事に関係していることは一切してなかったです(笑)。海外とかあちこち旅行に行きまくっていました(笑)。友達と会うのに忙しかったとかはありましたね(笑)。
――それはそれでリフレッシュになりますよね。
良い言葉で言えば(笑)。壁の乗り越え方は人それぞれでいいと思いますよ。僕はあれこれ考えずに楽しく過ごすことがその時は合ってたんでしょうね(笑)。
――大太刀高校との試合、どんなシーンが待っているのか、その見どころについてお願いします。
これまでの典馬は、本気を出すことを格好悪いと思っているようなヤツだったんです。圧倒的な体格を持つ自分が火ノ丸のような小兵に歯を食いしばって向かっていくようなことを、「そんなダサいことしない」くらいに考えてだと思うんですよね。
でも、兄・大景勝が横綱になることを諦めていない、兄の目はまだ全然死んでいないということを知って、やっと自分も本気になるんです。そのシーンは、典馬が気になる視聴者の方には「いいな」と思っていただけると思うので、見てほしいなと思います。
取材・文:鈴木康道
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