――ドラマの脚本を読んだ感想をお願いします。
南:最初に読んだ時に、全体的にすごくすてきな作品だなと思いました。私が演じる灯は、自分と掛け離れていて、「どうしよう」とちょっとだけ思いました。
出口:3人別々のお話がある中で、タイトルにもなっている“ココア”が共通して出てくることで、1つの作品になっています。脚本を書いた鈴木さんはすごいなと思いました。
永瀬:3人それぞれ違うのに、どこか似た部分や、絡む部分があります。それが1つになったとき、学生の方はもちろん、色んな世代の方に響くお話になっていて、すてきな脚本だなと思いました。
――ご自身の役柄について、聞かせてください。
南:灯は明るく振る舞っていますが、内に秘めているものがある女の子です。そのギャップがかわいいのですが、どう表現しようかすごく悩みました。
最初、リハーサルを何度も重ねて、自分の考える“灯”が、フラフラしていて、自分の中でも固まっていなかったのですが、相手役の渡辺さんとリハーサルでご一緒した時に、初めて自分の中の“灯”がはっきりして、役をつかめたという気持ちになれました。そこからはすごくお芝居していて楽しかったです。
出口:私が演じる香ちゃんは、両親が不倫している家族の娘なんですけど、その環境の中で心に闇を抱えていて……実際の自分は違います(笑)。
でも家族のお話なので、自分の家族で考えてみた時に、香ちゃんの気持ちになれました。
永瀬:志穂は中学校の頃は明るくて、高校生になったら真逆の性格になる子で、自分とは正反対の性格でした。
私自身は、今まで感情を爆発させたことが少なかったので悩んだ部分もありましたが、周りの方に助けていただきながら、最後まで志穂として生きられたんじゃないかなと思います。
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