柴田恭兵が巡り合った最高の役は元刑事役!? 「こんなにテンション上がる役は生涯ない」

2010/09/30 19:57 配信

ドラマ

本当の家族のような猪瀬家のメンバーの田丸麻紀、柴田恭兵、浅田美代子(写真左から)

BS朝日で10月27日(水)に放送がスタートするBS朝日開局10周年記念連続ドラマ「刑事定年」の制作発表会見が29日、都内で行われ、出演者の柴田恭兵、浅田美代子、田丸麻紀、中林大樹、山田明郷、金田明夫、演出家・佐藤祐市氏が登壇した。

同作は、BS民放では初の1時間枠の連続ドラマとなり、建設中の東京スカイツリーがそびえる下町を舞台に、家庭を顧みずに働き続けた元・刑事の猪瀬直也(柴田)とその妻・早季子(浅田)の微妙な関係を描くホームドラマ。ストーリーはすべて猪瀬家で繰り広げられ、スタジオ内に6台のカメラをセットし、1シーンを1カットで撮影するというスタイルを採用している。

今回の作品について柴田は、「有能な刑事が定年退職して平穏な日々を送っていると、難事件が発生しクールに事件を解決して、風のように去って行く。そんな役になると思っていたら、全然格好良くないんですよ。でも、とっても楽しくて、面白い作品になってます」と自信を見せた。一方、柴田の妻を演じる浅田は、「毎回、素晴らしいゲストが登場していて、地上波では表せないようなことができているので楽しみにしてください」と見どころを語り、柴田の娘を演じた田丸は、「役の名前もマキということで共通点を感じて演じています」と笑った。

また、ドラマにちなみ出演者が定年後にやりたいことをフリップボードにて披露。新米刑事を演じる中林は、「ハワイでゆったりサーフィンとかして過ごしたいです。ちなみにハワイには1回しか行ったことがありませんが(笑)」とコメント。一方、ヤクザの親分を演じる山田は、「都内の現場は自転車で通っていたくらい自転車が好きなので、もし定年退職する日があれば“自転車世界一周無銭旅行”をやってみたいです」と夢を語った。

出演者の仲について柴田は、「チームワークは全く問題ないです。本当に楽しくて、こんなにテンション上がる役は生涯ないんじゃないかなって思えて、幸せです」と満足げに語り、柴田の元・同僚を演じる金田は、「1シーン撮影が終わるごとに、個人プレーではなくチームプレーで勝ち取る勝利のようなものを感じます」と出演者の仲の良さをアピールした。

さらに、会見には東京スカイツリーのある押上・業平橋地区のキャラクター“おしなりくん”が飛び入り参加。同作の中で“隅田川署”に長年勤め、地域の平和を守り続けた柴田演じる猪瀬へ、感謝状を手渡すというサプライズが行われた。感謝状を手にした柴田は、「スカイツリーが完成して観光に来た方、ついつい足元に荷物を置いて置き引きに合わないように注意してください」と“元刑事”らしくコメントを残した。