――お三方がハマってしまった歴史の魅力とはどんなところにあるのでしょうか?
山崎「人の生き方を探れるところです。現代にはなかなかないバイタリティーの持ち方だったり、生き方の手本になる方がたくさんいるので、今の日本という世の中が出来上がったピースとなる人たちのことを学ぶことで、モチベーションにもなるし生きる手本にもなるところがすごくすてきだなと思います」
木村氏「先人の心に触れて、日本人として次の世代にきちんと伝えていきたいということですね。日本史というのはあってないような扱い方をされている部分もあるので、やっぱり日本の歴史というものを注視して、この世の中を作っていくというのが日本の幸せにつながっていくのではないかなと思います」
井沢氏「(2人の意見に)全く同感ですね。付け加えるとしたら、社会環境も前提条件もみんな違う中で人間がいかに生きていたかということですね。そんな中で、一番気を付けなければならないことは、現代と違う前提条件がたくさんあるということ。それを忘れてしまうと人物の正しい評価ができないので、それはやらなきゃいけないことだなと思っています」
二人「確かにその通りですね」
――土方歳三に迫った回の見どころはどこですか?
山崎「土方が所属していた新撰組の“愛誠の精神”と“人斬り”というかけ離れた2つが、先生方のお話を聞くことによって私の中でつながって、すごく腑に落ちたというか、分かりやすくなりました」
木村氏「新撰組は劇画やアニメなどでよく語られますが、今回のように史実をもとに正史を語るというのは一番いいんじゃないかなと思いますね」
井沢氏「彼(土方)の人間的魅力と社会的に果たした役割というのが、みんな分かっているようで分かっていない部分があると思うんです。そういうのが、我々3人の見方の違いから浮かび上がってきて、土方ファンにはより面白く、土方をよく知らない人でも楽しめると思います」
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)