なんでもかんでも「平成最後」というあおりが使われがちだが、あえてその言葉を用いるならば“平成最後の年越し”が終わり、いよいよ2019年が幕開け。そんな2019年は“サムライ”が活躍する時代劇が続々登場。
しかも佐藤健、高良健吾、松坂桃李といういずれも人気実力派イケメン俳優が主役を務めることから、早くも時代劇ファン以外からも熱い注目を集めている。
今回はそんな押さえておくべき“サムライ映画”を一挙紹介する。
時は1855年の幕末。迫る外国の驚異の備え、安中藩の藩主・板倉勝明(長谷川博己)が藩士を鍛えるために開催した、日本史上初のマラソン大会といわれる「安政遠足(あんせいとおあし)」が物語の舞台だ。
優勝すればどんな願いもかなう夢のマラソン大会として、当初は「姫と結婚したい」「お金が欲しい」「もう一花咲かせたい」などさまざまな思いを抱えた侍たちが集結。しかしそんな大会の裏で、江戸幕府による安中藩取りつぶしの動きが?
ただ一人その計画に気付いたのが、佐藤健演じる唐沢甚内だった。
普段は平凡な侍のフリをしているが、実は幕府のスパイである忍びという、非常に奥行きあるキャラクター。甚内は忠誠心と本当に守りたいものとの間で葛藤しながら、マラソン大会に参加し危機を食い止めようと走り出す。
劇中では、侍らしい凛としたたたずまいから、和装で疾走する姿、そしてお得意の殺陣までたっぷり披露。
代表作の1つである「るろうに剣心」(2012年ほか)シリーズなどですっかり侍姿も板についた佐藤が、イギリス出身のバーナード・ローズ監督演出のもと、マラソンを通して“真の侍”に目覚めていく姿は、今後世界中のファンも魅了しそうだ。
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