2019年2月6日[水]より上演される舞台「CHIMERICA チャイメリカ」に出演する眞島秀和。本作は、ある一枚の写真に写る男(=通称“タンクマン”)をめぐり、現代のニューヨークと1989年の天安門を行き来しながら、写真を撮影したアメリカ人のジョー・スコフィールド(田中圭)と彼の中国の友人であるヂァン・リン(満島真之介)、さらにその周囲の人々が運命のうねりにのみ込まれていく物語。眞島はリンの兄・ウェイを演じる。
「台本を読んだ印象では、天安門事件が起こった時代と現代とをつないでいく中で、かなり疾走感があるストーリーだと感じました。稽古は年明けから始まるのですが、今は楽しみと、稽古でみんなに置いていかれないようにしないと大変なことになっちゃうなっていう不安な気持ちの半々です。ただ、自分の役については、あまり勝手に考えていってしまっても仕方がないというか。それは今回に限らず、やっぱり演出家の方がいらっしゃいますから。特に今回の演出は栗山(民也)さんですし、そこは安心してお任せして。なので、稽古までに自分ができることといったら、せりふをちゃんと入れておくこと。そこで感じたことが役に出てくることも必ずあると思いますけど、そこから先は演出家の方や共演者の皆さんと深めていけたらと思っています」
本作で主演を務める田中とは、ドラマ「おっさんずラブ」(2018年テレビ朝日系)に続いての共演だ。
「舞台での共演は初めてですが、映像の方では本当にいろんな作品で共演させてもらってて。2018年は(田中)圭くんが座長のドラマに参加させてもらったので、今度は舞台で、彼がどんな座長で、どんなふうにみんなを引っ張っていってくれるのか、すごく楽しみです。とはいえ、やっぱり今は人のことより自分のことの方が不安ですね(苦笑)」
眞島は2019年にデビュー20周年を迎える。しかし、それだけのキャリアを積んでも、今なお「新しい作品に入るときは、いつも怖い」という。
「舞台初日の前日もそうですし、映像でもクランクインの前の日は眠れなかったりします。目をつむってたら眠れるかなと思って横になったりもするんですが、結果、やっぱり寝られないですね。今回の舞台も、現時点では実際にあった事件と現代を絡めて、そこからどういうことがお客さんに伝わっていくのかっていうのが、まだ全然未知数で。演じる僕らもきっと手探りでやっていくと思うんですよね。満島さんと僕が演じる兄弟も、あの時代の中国に生き、時代に翻弄(ほんろう)される中でどういう絆で結ばれていたのか…。でも、それもこれも全てやってみないと分からない。そういう意味で漠然と不安になるので、準備だけはしっかりしておこうと思うんです」
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