武田玲奈、趣味は隠さずオープンに!「一人だけで楽しむことは耐えられない」

2019/01/17 06:00 配信

ドラマ

好きなアニメの話は一緒に共有したい派!な武田玲奈撮影=星野耕作

小芝風花主演のドラマ10「トクサツガガガ」(1月18日金曜スタート、NHK総合)に小芝の同僚役として出演する武田玲奈。彼女に本作の魅力について話を聞いた。

――特撮をこよなく愛する隠れオタクの日常を描いたドラマ「トクサツガガガ」。玲奈ちゃんもアニメ好きなので、熱狂する気持ちは理解できたと聞きました。

「そうなんです。なので、最初に台本を読んだ時に、小芝風花さん演じる主人公・叶ちゃんの特撮への熱狂ぶりがよく分かりました(笑)。この作品は、特撮ファンの方はもちろんなんですけど、何か熱中しているものがある方も見ていただけたら共感できるんじゃないかなと思います。」

――本作で演じる役柄を教えてください!

「よくいる“ゆるフワ”な女のコで、若手イケメン俳優好きなんです。こういう役柄は初めてなので、なかなか想像がつかなかったんですけど、演じてみると楽しかったですね。ゆるい性格なんですけど、なんとなく物事を冷静に交わせるコで。天然っぽいんですけど、実は天然じゃないっていう、絶妙なラインが面白い女のコです。」

――演じる上で気をつけたことは?

「会社が舞台なんですけど、会社ではそれぞれの役割があるじゃないですか。なのでその役割を意識して、とにかく役割である“ゆるフワ”を徹底して演じました(笑)。会社の制服の上にピンクのカーディガンを羽織っていて、外見からもゆるフワなんです」

――主人公・叶はオタクであることを隠していますが、そのことに関してはどう思いましたか?

「私自身はもうアニメ好きを公言しているので、隠す気持ちはないんですけど。この作品の中だと、特撮オタクは理解されない会社環境なので、そういう気持ちも理解できました。隠したいから隠すっていうより、隠すことも仕方がない環境なのかなという感じですね」

――玲奈ちゃんは隠したことはない?

「私は誰かと共感したいんですよね。とにかく共感者を見つけたくて、自分が良いと思ったものを良いと思ってくれる人がいたらうれしいし、私もレビューを読んだりするんです。同じ意見があると「うれしい〜!」ってなるので、隠していることが信じられないですね。私の周りで同じジャンルが好きでバチッて合うことはなかなかないんですけど、アニメを見ているコは多いのでよく話したりしています。隠していること自体がストレスになりそうだし、一人だけで楽しむことは私には耐えられないかもしれません(笑)」

――主演の小芝風花ちゃんとは初共演ですよね。

「そうなんです。同い年で、共通の友達がいるんです。最初は「あのコの友達だよね、あのコとも友達なんでしょ」っていう話から始まったんですけど、同い年だからすごく話しやすいですね。風花ちゃんがすごく明るくて天真爛漫なので、現場も和気あいあいとしていてみんなで話していて楽しいし、そんな風花ちゃんを見て「可愛いな〜」って心の中で思いながら、目の保養もしています(笑)」

――2019年、どんな年にしたいですか?

「昨年、振り幅のある役柄を演じさせていただけて、自身の幅も広がったかなと思います。「マジで航海してます。~Second Season~」(2018年TBS系)でたくさんの反響もいただいたし、映画「劇場版 仮面ライダーアマゾンズ」(2018年)の出演後は、特撮ファンの方から声をかけていただくことも増えて、それがうれしかったですね。時代劇(「鳴門秘帖」(2018年NHK BSプレミアム))にも初めて出演させていただいたんですが、所作など勉強になることが多くて、また時代劇にも携わりたいなと思いました。なので、今年もたくさんの役を演じたいなと思っています。プライベートでは漫画やアニメの“オタ活”を引き続き充実させていきたいですね。ファンとして好きな漫画が実写化するのは複雑な心境になったりすることもあるんですが、今は『実写化するなら私が出たい!』っていう気持ちが強いんです。なので、実写化作品にも出られるように、お芝居に取り組んでいけたらいいなと思っています」

取材・文=横前さやか

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