――今回ドラマ化に当たり、原作小説は読まれましたか?
題名を見て、医療ものだろうと思ったのですが、「でも『乾杯』ってどういうことだろう?」と読み進めていきました。最終的に「あ~、こういうことなのか」と僕の中ではとても新しく、刺激的な話でした。
映像化したら、どういうふうに表現できるのか楽しみでもありますが、今は原作のイメージを崩さないように、というプレッシャーもあります。
――小説や漫画の実写化作品で演技をする時に、特に気をつけていることはありますか?
もちろん原作のイメージは崩してはいけないのですが、あまりそこに引っ張られないように、といつも考えています。今回、原作小説と脚本で台詞のテンポ感などが異なる場合があるので、小説のニュアンスを残しながらも、ドラマ版としてのキャラクターを作り上げていきたいです。
――演じる九十九は他の登場人物に比べると、あまり特徴がない役ですよね。
「神酒クリニック」のメンバーは個性的なキャラクターが多くて、九十九は彼らに翻弄(ほんろう)される“受け側の人”なんですよね。ですから、演じる僕自身も周りの人の芝居を受けて、自分の芝居を変えないといけないなと思っています。
――監督やプロデューサーと、役柄について何かお話しされましたか?
九十九の特技が手品なので、「手品の練習をしといて」と言われたくらいですかね。手品は、事件解決の役に立ったり立たなかったり、なんじゃないでしょうか(笑)。注目してみてください。
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