デーブは、日本での「弁護士」人気のきっかけとして、橋下徹氏の名前を挙げ、「アメリカでは100 年前から陪審員裁判があり“裁判”や“弁護士”は身近なトピックでしたが、日本では、彼の存在が、それまで『真面目』なイメージしかなかった弁護士像を変えたんです。話が面白くて、あの風貌で、キャラが強く、発信力がすごい。このドラマに出てくる弁護士も同じです」と分析する。
続けて「アメリカの会社は、終身雇用という概念がなく、本当に厳しい競争社会の中で、自分がどれだけすごいか自己PRできないと、生き残れないんです」と説明する。
さらに「日本の社会も成果主義になりつつある中で、彼らのアグレッシブさはいい刺激になると思います。みんな、会社のなりゆきに身を任せないで、自分で自分の人生のコントロールしている。アシスタントのマリッサ(サラ・スティール)が社長に『自分を雇ったらどれだけ会社に貢献できるか』を直談判しにいく姿勢は、僕も一経営者として見ていて気持ちが良かったです(デーブは自身が所属する株式会社スペクター・コミュニケーションズを代表取締役として経営)。
日本も、自分で自分を売り込まないといけない時代がやって来ている中で、このドラマを見るのは、タイミングとしてとても面白いですね」と、独自の視点でドラマをアピールした。
ちなみに、第1話はダイアン(クリスティーン・バランスキー)が、引退直前に余生に蓄えた全財産を投資詐欺で失ってしまい、再度弁護士として働きにでる、というところからが始まる。
もし彼女のように今、全財産を失ったら?、という問いに対してデーブは「想像もできないほどショック。だけど、僕なら全財産を失うような資産運用をしないね。投資しないし、(タレント兼投資家の)杉村太蔵の言うことも聞かないね(笑)。面倒だからファンドに30種類くらい細かくお金を分けて入れたの。25 年近く一度も見てない。見ちゃだめ! 見ないのがコツですよ」と答えてくれた。
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