デーブ・スペクター、“弁護士ドラマ”人気のきっかけは「橋下徹」と分析

2019/01/09 08:00 配信

ドラマ

「橋下轍が、真面目な弁護士像を変えた」


デーブは、日本での「弁護士」人気のきっかけとして、橋下徹氏の名前を挙げ、「アメリカでは100 年前から陪審員裁判があり“裁判”や“弁護士”は身近なトピックでしたが、日本では、彼の存在が、それまで『真面目』なイメージしかなかった弁護士像を変えたんです。話が面白くて、あの風貌で、キャラが強く、発信力がすごい。このドラマに出てくる弁護士も同じです」と分析する。

続けて「アメリカの会社は、終身雇用という概念がなく、本当に厳しい競争社会の中で、自分がどれだけすごいか自己PRできないと、生き残れないんです」と説明する。

さらに「日本の社会も成果主義になりつつある中で、彼らのアグレッシブさはいい刺激になると思います。みんな、会社のなりゆきに身を任せないで、自分で自分の人生のコントロールしている。アシスタントのマリッサ(サラ・スティール)が社長に『自分を雇ったらどれだけ会社に貢献できるか』を直談判しにいく姿勢は、僕も一経営者として見ていて気持ちが良かったです(デーブは自身が所属する株式会社スペクター・コミュニケーションズを代表取締役として経営)。

日本も、自分で自分を売り込まないといけない時代がやって来ている中で、このドラマを見るのは、タイミングとしてとても面白いですね」と、独自の視点でドラマをアピールした。

女性弁護士として道を切り開いてきた、 カリスマ性を持つダイアン(クリスティーン・バランスキー)(C)2019 CBS Studios Inc. All Rights Reserved. CBS and related logos are trademarks of CBS Broadcasting Inc. All Rights Reserved. THE GOOD FIGHT and all related marks and logos are marks of CBS Studios Inc. All Rights Reserved.


ちなみに、第1話はダイアン(クリスティーン・バランスキー)が、引退直前に余生に蓄えた全財産を投資詐欺で失ってしまい、再度弁護士として働きにでる、というところからが始まる。

もし彼女のように今、全財産を失ったら?、という問いに対してデーブは「想像もできないほどショック。だけど、僕なら全財産を失うような資産運用をしないね。投資しないし、(タレント兼投資家の)杉村太蔵の言うことも聞かないね(笑)。面倒だからファンドに30種類くらい細かくお金を分けて入れたの。25 年近く一度も見てない。見ちゃだめ! 見ないのがコツですよ」と答えてくれた。