1月9日放送の「東大王」(毎週水曜夜7:00-8:00、TBS系※一部地域を除く)で、伊沢拓司が2019年3月いっぱいで東大王チームを“卒業”することを発表した。発表直後から、SNSでは「寂しいな…」「卒業なんて悲し過ぎる」「ちょっと泣いてきます」など、伊沢の卒業を惜しむ声があふれている。
今回そんな伊沢に、卒業を発表した今の心境や決断の裏側を聞いた。
――東大王チームからの卒業を発表した心境はいかがですか?
自分としては分かっていたことなので…。(スタッフと前から相談はしていたので)「ああ、発表、このタイミングなんだな」という感じでした。番組で扱ってくれたというのはうれしいことですね。
――卒業発表をする日の収録は、いつもと気持ちも違ったのでは?
芸能人チームに勝つことが目的なので、収録に臨む気持ちは変わらなかったです。
ただ、自分の言葉で漏らさず、ちゃんと伝えられるかなっていうのはありました。しっかり伝えるということに気を使ったかもしれないですね。発表した後も、いつも通りでした。
――東京大学に残らないことはいつ決めましたか?
去年の早いうちに決めていました。おととしまでは、博士課程に行って研究者になることも考えていましたが…ちょっと違うかな、と。
僕より研究ができる人がいっぱいいるから、その人たちと戦うよりは、もっと自分の勝てるところで戦おうと思ったのが去年ですかね。
――その決断のとき、「東大王」のことは頭によぎりましたか?
もちろん考えました。東大に残らないというのは、東大王チームではいられなくなることだろうなとは思いましたけど…。
一方で自分としては、たとえ博士課程に行ったとしてもそのまま番組に出続けていいのかとか、若い世代を入れた方がいいんじゃないかとか…いろいろ考えましたね。
「東大王」という番組が“「東大王」らしく”あるためには、自分が東大王チームにずっといるのもどうかな、と思いますし。僕もテレビのクイズ番組に出るようになって10年くらいたつので、どんどん若い世代が入ってくれた方がクイズ業界としてはいいので(笑)。
そういうことを考えたときに、必ずしも自分が長くいることがプラスなことばかりではないと思いました。いいタイミングだったんじゃないかと思います。
――クイズ業界全体のことも考えているんですね。
やっぱり、ニュースターを見つけていかなければいけないです。年齢が近くないと感情移入しづらいとか、あると思いますから。
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