1月11日(金)、「AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」の決勝大会がTBS赤坂ACTシアターで開催される。これは、“AKB48グループの中で一番歌唱力があるメンバー”を、歌の力だけで競う新プロジェクトで、昨年行われた予選で、20人が決勝進出を決めた。決勝大会では、それぞれが選んだ歌唱楽曲2曲のうちのどちらかを歌い、最終決戦に進んだメンバーのみ、もう1曲を歌うことができるというシステムになっている。決勝大会も目前。まずは予選を上位で突破したメンバーの決勝大会での歌唱楽曲と意気込みを紹介しよう。
予選1位 岡田奈々(AKB48/STU48)
<決勝戦歌唱予定曲>
「Aitai」加藤ミリヤ
「NO, Thank You!」放課後ティータイム
予選を1位通過したのは岡田奈々(AKB48/STU48)。昨年の1月に初のソロコンサートを開催した岡田は、歌唱力の高さに定評があり、予選の前から優勝候補の筆頭に挙げられていた。力強い歌声と豊かな感情表現で見事1位通過となった彼女は、決勝大会で加藤ミリヤの「Aitai」と放課後ティータイムの「NO, Thank You!」をセレクト。
「私は、歌で感情や想いを伝えられる表現者になりたいので、この大会に挑戦して、自分自身の成長に繋げたいと思いました。予選1位通過ということもあり、プレッシャーや不安もありますが、たくさんの方に自分の歌を聴いていただける機会なので思いっきり楽しみたいです!」
予選2位 立仙愛理(AKB48)
<決勝戦歌唱予定曲>
「夏になって歌え」Little Glee Monster
「My Best Friend」Little Glee Monster
予選2位は立仙愛理(AKB48)。予選ではSuperflyの「愛をこめて花束を」を圧倒的な声量で聴かせてくれたのが印象的だった。決勝大会ではLittle Glee Monsterの「夏になって歌え」と「My Best Friend」をセレクト。
「私にはまだ自分の納得できる歌唱力がありません。決勝大会という場を頂けたので、それに向けて練習して、納得できる自分に持っていきたいです」
予選4位 坂本愛玲菜(HKT48)
<決勝戦歌唱予定曲>
「赤いスイートピー」松田聖子
「亜麻色の髪の乙女」島谷ひとみ
4位は坂本愛玲菜(HKT48)。予選で森高千里の「渡良瀬橋」を歌った彼女が決勝大会に選んだのは、松田聖子の「赤いスイートピー」と島谷ひとみの「亜麻色の髪の乙女」。メロディラインの美しい歌謡曲テイストの曲が得意な彼女らしい選曲だと言える。
「歌うことが大好きで、歌を自分の強みにしたいという思いでこれまで活動してきたので、この企画を知った時はすごく嬉しかったです。もっと歌を磨きたいし、AKB48グループにこんな子がいるんだ!って知ってもらえるきっかけにしたいです」
予選5位 矢野帆夏(STU48)
<決勝戦歌唱予定曲>
「Goodbye Yesterday」今井美樹
「ブルーバード」いきものがかり
5位通過は矢野帆夏(STU48)。小学生の時に合唱団に入っていた経験があり、歌唱力に自信があるという。決勝大会用にセレクトした今井美樹の「Goodbye Yesterday」といきものがかりの「ブルーバード」をどのように表現してくれるのか楽しみだ。
「STU48に加入してから1度も選抜に入れず、歌う機会も少なく、なかなか堂々と1番になりたいと言えなかったのですが、決勝で歌えるチャンスをいただき、1位を目指すことで私は強くなりたいです。私の歌でたくさんの人に歌うことの楽しさや感動を伝えたいです」
予選6位 山崎亜美瑠(NMB48)
<決勝戦歌唱予定曲>
「カブトムシ」aiko
「Shine」家入レオ
6位はドラフト3期生の山崎亜美瑠(NMB48)。予選では大原櫻子の「瞳」を、繊細な歌声で丁寧に歌ったが、決勝では独特のメロディラインで難易度の高いaikoの「カブトムシ」と力強さが要求される家入レオの「Shine」に挑戦する。
「私は将来、シンガーソングライターになりたいので、この企画はチャンスだと思っています。自分の力を発揮できるように努力して、何より本番は、音楽を楽しみたいです!!」
予選7位 武田智加(HKT48)
<決勝戦歌唱予定曲>
「for you…」高橋真梨子
「うれしはずかし朝帰り」DREAMS COME TRUE
7位は武田智加(HKT48)。予選の倖田來未「愛のうた」ではサビの高音部分を伸びやかに歌っていたが、決勝は高橋真梨子の「for you…」とDREAMS COME TRUEの「うれしはずかし朝帰り」といった、歌唱力の高いアーティストの楽曲を選曲。これも自信の表れか。
「今はあまりソロで歌うことがないけれど、この大会を通してたくさんの方に私を知ってもらい、もっと歌を学んでソロデビューできるようになりたいです」
予選8位 野島樺乃(SKE48)
<決勝戦歌唱予定曲>
「春風」Rihwa
「パート・オブ・ユア・ワールド」リトル・マーメイド
8位は同得点で3人が並んだ。まず1人目は野島樺乃(SKE48)。芯がしっかりとした歌声で、安定感も伝わってくる。予選では山口百恵の「いい日旅立ち」を歌ったが、決勝ではシンガーソングライター・Rihwaのバラード「春風」、ディズニー映画「リトル・マーメイド」より「パート・オブ・ユア・ワールド」を選曲。予選とは違ったスタイルの歌声が聴けそうだ。
「私には『歌』しか取り柄がないから、こんなに大きなチャンスを与えてもらえたことに感謝しています。そして私は知名度が欲しいです!この企画を通して私のことを知ってくださる方が増えたらいいなと思います。決勝、全力を尽くします」
予選8位 山内鈴蘭(SKE48)
<決勝戦歌唱予定曲>
「誰より好きなのに」古内東子
「TOMORROW」岡本真夜
2人目の8位は同じくSKE48の山内鈴蘭。予選ではaikoの「KissHug」を熱唱。難しい歌だが、感情がしっかりと歌声に込められていた。決勝では古内東子の「誰より好きなのに」と岡本真夜の「TOMORROW」をセレクトしている。
「今回、ファンの方からこの大会を教えて頂き、何か1つSKE48としての自分で、自分の実力で何かを成し遂げたい、SKE48を盛り上げていきたい!という気持ちで、ファンの皆様と気持ちを1つに、立候補させて頂きました。歌はもともと大好きで、大きな場所でたくさんの方に知っていただける機会を大事にしたいです」
予選8位 豊永阿紀(HKT48)
<決勝戦歌唱予定曲>
「Another Orion」藤井フミヤ
「空と君のあいだに」中島みゆき
そして3人目は豊永阿紀(HKT48)。偶然にも同じ8位の野島と同じ楽曲、山口百恵の「いい日旅立ち」を歌っており、歌唱技術の高さを感じさせる堂々たる姿が印象的だった。決勝では藤井フミヤの「Another Orion」と中島みゆきの「空と君のあいだに」をセレクト。
「優勝を狙うというよりは、今自分が歌でどれだけのことを伝えられるのかを知りたいです。緊張に飲まれる自分に打ち勝って、さらに歌で想いを届けられる自分になりたいと思います」
ここまでが予選トップ10の上位進出者。8位に3人が同点で並んだが、そこに限らず、どのメンバーも差はほとんどなく、その日のコンディション、自分に合った選曲ができているかどうかで決勝の結果が違ってきそうだ。
決勝大会の模様は、1月11日(金)18:30からTBSチャンネル1で完全生中継される。
文=田中隆信
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