浦上晟周、性同一性障害を抱えた難役に「この役に出会えてよかった」

2019/01/17 16:12 配信

ドラマ インタビュー

女装をした男性ダンサーたちの華やかなダンスに目を輝かせる拓士(浦上晟周)(C)東海テレビ


「拓士役だと聞かされた時は衝撃でした」


――先ほど、気持ちとして女の子を演じているとのことでしたが、どんな役づくりをしましたか?

男子は拓士と香(塩野瑛久)だけなので、拓士役だと聞かされた時は衝撃でした。

女の子を演じるにはどうしたらいいんだろうと考えて、YouTubeでメークやファッションのことを配信しているYouTuberさんたちの動画をとにかくチェックしたんです。それも、男女問わず。

女性は同性からどんな人が支持されているかわかるし、男性は異性からの視点で女の子のどんなところがかわいく見えるのか教えてくれるので。

拓士は格好こそ男の子のままですが、心は女子。気持ちを込めて演じればちゃんと女の子に見えるんじゃないかと思っています。

――では、女の子を演じるうえで、自分の中に何か変化はありましたか?

ありました! 現場で待機していた時なんですけど、どうやら足をそろえて座っていたようです。スタッフさんに「もう役に入っているの?」と聞かれ、無意識だったので自分でもビックリしました(笑)。

――これまでの撮影を振り返って、印象に残っているのはどんなことですか?

拓士の実家って、そんな良い家庭環境じゃないと思うんです。拓士も実の父親のことを「バカオヤジ」と呼んでいたので。拓士も女の子でいようとするけれど、ふと“育ち”が出るはずです。

ただ女の子らしくいようとするだけだと上品な感じになってしまうので、その加減が難しいですね。

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