――今回のドラマのお話があったときの感想は?
元歌手という役どころで、歌が得意ではないので、少し不安はありました。去年は、スマートな役柄が多かったので、今年はまったく違った役柄からの挑戦です。
なかなか難しい役柄だと思いますが、その作品の中に生きている人たちを、汚い部分も含め、人間くさく表現できればと思います。
――レコーディングはいかがでしたか?
去年の仕事納めでした(笑)。きちんとしたレコーディングスタジオでの、本格的なレコーディングは、初めてでした。
僕が歌った歌は、70年代中盤の歌謡曲を意識したオリジナルの曲で、ムード歌謡というジャンルになります。
当時の方が歌っている映像などを見て、石原裕次郎さんっぽくなのかな、グループサウンズさんっぽくなのかな、とか、頂いた曲を聴いて、自分なりに考えてレコーディングに挑みました。
現場では、プロの方に「女性の詩なので、歌い上げるというよりかは、ささやくような感じの方でいこう」など、指導をいただきながらレコーディングしました。
劇中用に、白いジャケットでのジャケ写を撮ったのですが…家宝にします。
――津島浩一郎の役どころ、役作りについて教えてください。
髭を伸ばしたのと、髪の毛もあえてぼさぼさな感じにしています。あまり、こういう雰囲気を求められることが少ないので、初めてですね。
ここまで髭をのばしたのは、人生ではじめてなので、少し変な感じはあります。普段の生活でも、ばれにくくなりました(笑)。
――共演する土屋さん、百田さんの印象はいかがでしたか?
二人とも似てると思います。身長もほぼ一緒、年齢も一緒なので。土屋さんも百田さんも、第一線で活躍している方たちですので、自分が同じ年齢の時と比べると、とてもしっかりしていると思いました。
僕は、23歳でデビューして、その頃は何も分からなくて、現場で会話する余裕もなかったです。リラックスして話している二人の姿を見ると、度胸があるなと。うらやましいです。
――視聴者の方にメッセージを。
ドラマで描かれる1970年代は歌謡曲が一番盛り上がった時代だと思います。
全日本歌謡選手権をご覧になっていた方は、当時のことを思い出して懐かしく見ていただきたいですし、若い方は、あんな時代があったんだと、逆に新鮮に見えて面白いと思います。
家族みんなでみられる、歌のエンターテイメントになっているので、知っている曲があったら一緒に歌いながら見てほしいです。
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