1月18日に全国公開を迎えた「映画 刀剣乱舞」の初日舞台あいさつが、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、同作品内で“刀剣男士”を演じた鈴木拡樹、荒牧慶彦、北村諒、和田雅成、岩永洋昭、定本楓馬、椎名鯛造、廣瀬智紀、そして監督の耶雲哉治が登壇した。
本編の鑑賞を控え、期待感で胸を躍らせるファンの前に颯爽と姿を現した鈴木ら。初日舞台あいさつの模様は、全国51会場をつないだライブビューイングでも中継されるということで、鈴木は「たくさんの会場で上映していただけて、本当にうれしく思います。大事な初日なので、トークの方も盛り上げていけたらと思います」と全会場に向けてメッセージを。和田も「本日1月18日は僕が演じる長谷部にとっても、すごく大事な日です。“長谷部の日”がSNSトレンドに上がって喜んでいたのですが、元サッカー日本代表の長谷部選手が本日お誕生日らしくて、おめでとうございます! “長谷部”つながりで偶然にも一緒に盛り上がることができて、ありがとうございます」と、早朝からのSNSでのにぎわいを報告した。
本作は約1年前より茨城や栃木の稲荷山、三重・安土城、松坂城などにて、撮影を実施。舞台版から引き続きの起用となった荒牧は「外での立ち回り部分が一番舞台とは違うなと感じました。整備された舞台上とは異なり、自然そのままの砂利道などで立ち回りをすると、やっぱり足が取られたりストップできないこともあったりして、そこを考慮しつつ演技に臨んだので、よりリアルに近い殺陣を全キャストでできたんじゃないかと思います」と撮影でのこだわりを告白。
さらに本作よりチームへの初参加を果たした岩永が「僕がキャストの中で一番年齢が上だったのですが、お兄さん風を吹かすのも変だしどうしようかなと最初は思っていました。でもみんなが快く受け入れてくれたので…、若干1名がうっとうしかったですけど」と告白すると会場内は不穏な空気に。それを受け「…お前いい加減にしろよ」と和田が迫り一触即発の雰囲気になるも、そこで周囲からストップが。「本当はダチョウ倶楽部・上島さんの“キスのお決まり”をやりたかった(笑)」と岩永がタネを明かすと、会場中は笑いに包まれた。
その後、映画の大ヒットを祈願すべく特製甘酒樽にて鏡開きを実施。初日舞台あいさつの模様を見守っていたファンの「刀剣乱舞!」の掛け声とともに、登壇者全員で鏡開きを行い、さらに鈴木の「刀剣乱舞、はじめよう!」の音頭で振る舞い酒を味わった。
最後に耶雲監督は「『刀剣乱舞』はゲーム、舞台、アニメとさまざまなメディアミックス展開を行ってきましたが、これまでとは一味ちがう。映画ならではのスケール感のある作品に仕上がっていると思います。最後まで楽しんでください」とメッセージ。またキャストを代表して鈴木は「『映画 刀剣乱舞』は本当にたくさんの方に観ていただきたいです。作品自体は撮影、編集を終えていますが、ここからもう一段二段と成長するには、皆さんの愛情によるものがあるのかなと思います。観ていただきましたら皆さんでぜひお話いただいて、『刀剣乱舞』の世界観をどんどん広げていってくださるとうれしいです」と胸中を語り、会場中が一丸となって放った「『映画 刀剣乱舞』はじめよう!」のログインボイスで舞台あいさつを締めくくった。
さらに、初日舞台あいさつを終えたばかりの和田雅成から、ザテレビジョン編集部にコメントが届いた。
「僕はこれまで舞台でへし切長谷部を演じてきましたが、『映画 刀剣乱舞』のへし切長谷部は舞台とは違う本丸の長谷部となっています。演じている役者は一緒なんですけど、異なる本丸ということで、キャラクターとしては性格も異なっていますので、ぜひ舞台版との違いを楽しんでいただけたらと思います。また、思わず『長谷部…ッ!』と思ってもらえるようなシーンもありますので、そこも楽しみに観に来てくださいね!」
若い女性を中心に人気を集める「刀剣乱舞」シリーズは、先日2015年のサービス開始から4周年を迎えたばかりのオンラインゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」を礎としたメディアミックス作品。その中でも本作は、2016年に公演をスタートさせた「舞台 刀剣乱舞」のキャストを中心に、脚本家・小林靖子を迎え、シリーズ初となる映画化が実現した。物語では“本能寺の変”を舞台に、歴史改変を目論む“時間遡行軍”と正しい歴史を取り戻そうとする“刀剣男士”たちとの戦いが描かれる。
竹内 巴里
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