梶裕貴&悠木碧「現場は本当に楽しい!」アニメ「逆転裁判 Season2」の見どころと裏話を語る

2019/01/25 17:03 配信

アニメ

千尋さんのことをもっと好きになった


――1時間SPを見ていただいてどうでしたか?

梶:(会場でお客さんと一緒に見ていて)一番リアクションが良かったのが「(証拠品を)食べちゃいました」っていうところでしたね。びっくりですよね! 巧舟さんがどんな気持ちで書いたのかを知りたいですよ。

巧舟ディレクター(以下、巧):あのエピソードを書きたかった、「食べちゃいました」を書きたくて逆算しました(笑)

梶:食道と胃が心配ですよね。後にも先にもそんな弁護士はいないと思いますけど! ゲームの方ですごく人気のエピソードで、すごく印象的で、僕もプレイさせていただいて、“RYU”って書いてあるセーターを着てる成歩堂くんを、いつか演じられる日が来るかな?と思っていたので、このエピソードをやれるのはすごく嬉しかったですね。

ナルホドくんがガッツリしゃべるっていうのはテレビ放送だと久しぶりというか、最近別のキャラクターが目立ったりする話が多かったので。

悠木:カネスキーさんとか!

梶:そう!ジャムヌッテ・パンタベルノとか。(この印象的な名前は)もう頭から離れないんですよ!

悠木:(キャラクターの名前は)巧さんが考えたんですか?

巧:城楼須(じょうろうす)はらみから始まり…、本当はね、ジャムヌッテさんってもっと重要な役で書いてたんですよ、ちょっと時間の関係で先に出ちゃいました。

梶:すごい良いキャラですよね! 話が脱線しましたけれども、リアル回の印象が強かったりするので、久しぶりにしゃべったなと思ったら大学生のナルホドくんでだいぶ雰囲気が違うなって。

悠木:まず“勇盟大学”っていうのがすごい、呑田菊三(のんだきくぞう)も! それ効いちゃダメなタイプのやつ!

梶:名前すごいですよね。

巧:シリアスな話なのに、大事なところで呑田菊三が…とか、“カゼゴロシZ”が…とか、なんであんな名前にしたのかな…って反省しながら見てますよ。

梶:でもその分、頭にも残りますけど。そんな雰囲気の違うナルホドくんを演じられて、「ゴホッゴホッ」とかゲームの印象の通り再現できればと思いましたし、「うそだわーん」って台本に書いてあったのは正解がどうなのかなと思いましたけど(笑)。そういうのも含めて、我々世代で言うと懐かしさを感じる、古き良きアニメのノリみたいなのをこのご時世に楽しめるっていうのも逆転裁判ならではだと思うので、やってても楽しかったし、面白かったですね。

悠木:(1時間SPは)千尋さんのことをもっともっと好きになっちゃう回ですよね。

梶:千尋さんかわいい! 「しっかりするのよ、千尋」って自分で言うのが、自分のこと名前で呼んじゃう千尋さんかわいい!

悠木:途中すごい脚からぐわーって舐めてくる絵作りのところ、スカートが短い。

梶:千尋さんってすごい優等生キャラなイメージだったんですけど、あれが法廷にいちゃいけない。

悠木:ちなみがいた分、まともに見えていたけど冷静に考えると谷間がめっちゃ見えてる。

梶:(ちなみは)色気で何とかしよう感ありましたよね、まんまと裁判長と亜内検事はメロメロでしたよね。

巧:(1時間SPでは真宵のせりふが無かったので、)最後にひと言真宵ちゃんに言わせてあげればよかったな。シーズン1で(真宵が)千尋さんの物まねをやったじゃないですか、あれが超似てて!

梶:今日千尋さん(CV:中村千絵)にも来てほしかったなー。

――弁護士と被告人を演じるうえで意識したことはありますか

梶:だいぶ印象が違うので自然と変わるだろうなっていうのは思っていたんですけど、台本読んで全然口調が今のナルホドくんと違うので、台本のセリフを考えていくと自然とああいうキャラクターになっていきました。最後千尋さんの「真実をしゃべって」という発言に対しての彼の正義感、そこからの雰囲気がちょっと変わったというか、その辺はちょっと意識しつつ、今の弁護士・成歩堂龍一が誕生するエピソード0的なところでもあると思うので、その辺の変化は意識しましたね。