梶裕貴&悠木碧「現場は本当に楽しい!」アニメ「逆転裁判 Season2」の見どころと裏話を語る

2019/01/25 17:03 配信

アニメ

ナルホドくんを記憶喪失にしてから…(笑)


――梶さんから巧ディレクターへ質問はありますか?

梶:たくさん小ネタが詰まっているのですが、元ネタとか、“逆転裁判らしさ”はどうやってつくっているんですか?

巧:今回の「思い出の逆転」も逆転裁判で好きな第1話です。(ゲームでは)第1話ってチュートリアルと言ってプレイヤーがゲームのルールを把握してもらうためにあるんですね。

梶:「逆転裁判2」だとマコちゃんの話。

悠木:あとナルホドくん。チュートリアルといえば亜内検事。

巧:「逆転裁判2」は消火器で一発行って記憶喪失にしてから…

梶:乱暴ですよね、ナルホドくんに対して!

悠木:殴ったら忘れるだろうという。

梶:死ななくてよかったですよね。

巧:「逆転裁判3」は千尋さんの新人時代とナルホドくんを重ねよう…食べちゃおう!って。

梶:それ違う“しょうかき”(消化器)ですよね、かけてます?!

巧:…!!かけてます、ナルホドね(笑)。

梶:ナルホドね、じゃないですよ(笑)。

巧:千尋さんが切り替わるところで「ナルホドくん」って呼ぶんですよ、あそこの瞬間は大事にした。

――悠木さんから永井チーフプロデューサーへ質問はありますか

悠木:最近、大変でしたか?

一同:(笑)

永井幸治チーフプロデューサー(以下、永井):この1時間SPはスタッフもかなり疲弊しました。お正月なしで働いて。1時間SPと、オープニングとエンディングが変わるのが重なっていたので、3週間放送空きましたが、放送しているのと同じくらいの仕事量。

梶:収録は、前半後半と2週に分けて録ったんですけど、そのテンションをキープすることを意識してやらせていただきました。

永井:12話の逆転特急(「逆転特急、北へ Last Trial」)もオリジナルで0からスタート。元のゲームがあるわけでもなく、そこでまず大変な作業量。その分良い作品が出来たと思います。

梶:キャストも豪華すぎるというか、言い方悪いけど、もったいないくらいの使い方。誰がライバル検事になってもおかしくないし、誰が被告人になってもおかしくないっていう皆さんが来てくださって。登場人物がいつもより多いのもあって、本当入れ替わり立ち変わりマイクに入る臨場感が、わー!アフレコしてるー!声優やってるー!ってなりました。

永井:アニメオリジナルのお話も何本かあるんですけど、おかげさまで評判も良く。

梶:オリジナルをここまでいっぱい挟んでくれるっていうのはすごい我々としても嬉しい。

永井:このオリジナルがよく出来ているのは巧さんにすごい協力をしていただいているから。

梶:本当毎週アフレコ現場に来てくださっていて。

巧:実は今日も行ってきたんですよ、スタジオ。

梶:僕らが行ってないのに(笑)。いろんなアフレコ作業とかもありますもんね、それだけゲームの原作の方も一緒になって作らせていただいています。

永井:そこがアニメ逆転裁判のクオリティーを高く維持してる。

巧:でもいつも行って、また来たよって思われたりしないかな。

梶:そんなことないですよ、今日もいてくださるなと思いつつ、さあ始まるってなるとトイレ行ってくるってなって、なぜこのタイミング?!ってなる(笑)。

悠木:ピンパートのテストの前にトイレ行くっていう。

巧:監督と僕でいつもトイレ争っていて、じゃあ俺先に、って(笑)。

梶:めちゃくちゃ裏話ですね! でも本当楽しい現場ですよね。

巧:本当に楽しい!