吉本興業は10月11日、東京本社にて「市民芸人発掘プロジェクト 芸人2」の結果発表を行い、会見に木村祐一、ハイキングウォーキングが出席。発表の模様は、USTREAMにて生中継で配信された。
「市民芸人発掘プロジェクト 芸人2」とは、人を笑わす才能に恵まれながらも普通の人生を送っている一般の人々を、新しいタイプの芸人「芸人2」として認定し、笑いの才能を生かした活動に取り組んでもらおうと企画された人材発掘プロジェクト。この日は、7月2日から9月15日までの間に募集していた「問1」(大喜利のお題)「『この刑事、犯人捕まえられないな』どんな刑事?」に対して、Twitterで寄せられた36040件の回答の中からスタッフが厳正なる審査を行い、面白い回答を寄せた5人の「芸人2」が発表された。
認定されたのは、たけはれ、ぴりおねあ、てつてつて、大友ヒップホップ、tomodian。認定された5人には、早速仕事が与えられ、10月15日(金)から17日(日)に行われる「LIVE STAND 2010 OSAKA」で、ツイッター実況のMCを担当することが決まった。
結果発表後、審査を担当した木村は選考の基準について、「100点満点で審査をすると、たくさん合格者がいました。(5人に絞ったのは)選ばれた喜びを知ってほしいという気持ちを込めて泣く泣く選びました。客観的に見て、お題と答えの画の見え方が面白い回答。細かい癖のあるものや分かりやすいものなど、いろんな種類のものを選んだつもりです」と説明。また、今後の「芸人2」の展望については「現場に参加できる人がいればどんどん参加してほしい。“悩める子羊芸人”もたくさんいますから、相談に乗ってくれたらうれしいですね。作家といわず、芸人に直接なる人がいてもいいんですが、それだとNSC(吉本総合芸能学院)がもうからないので(笑)…頭が痛いです」と悩みながらも積極的な参加を呼びかけた。また、「自分らしい答えがいいと思います。ウケようとするよりも、自分が面白いと思うことが大事です。(面白いと思うのは)『お前だけやろ』という作品のほうが面白いですからね」とアドバイスを送った。
一方、レベルの高さに芸人としての危機感を感じたというハイキングウォーキング・鈴木Q太郎は「皆さんのレベルが高過ぎるので、(僕は)負けちゃってますね。僕がどんどん勉強して面白くならなきゃなと思いました」と白旗。相方の松田洋昌は「自分の仕事のヒントになるような回答がたくさんあったので、すごく勉強になりました」とクオリティーの高さに関心していた。
なお、「問2」の回答の募集は10月下旬に開始。お題は「遅刻を伝える留守電、何それ」となっている。
今回「芸人2」に認定された5人の回答と回答に対する木村のコメントは以下の通り。
お題「『この刑事、犯人捕まえられないな』どんな刑事?」
投稿者:たけはれ
回答:他にやりたいことがある
木村「旅行に行きたいとかそういうことじゃなくて、まず署内の自分の机がガタガタしているのから直したい。部品も買いに行きたいし、署内だけでもやりたいことが山ほどあるんでしょう」
投稿者:ぴりおねあ
回答:周りの人が口をそろえて向いてないと言う
木村「ストレートな答えが気に入りました。(この刑事を)知っている人は口をそろえて言うし、初めて会う人にも刑事だと伝えると、『えっ、向いてないんじゃないですか』って言われるくらい」
投稿者:てつてつて
回答:何故か相当儲かっている
木村「実家が商売しているわけでもないんですけど、なぜかものすごくもうかっているでしょうねえ。(捜査に対する)やる気が起きないでしょうし、税金対策も大変でしょう」
投稿者:大友ヒップホップ
回答:「グアムが怪しくないですか?」ばかり言う
木村「行きたいだけじゃないかという。初動捜査で言いますからねえ。何の根拠も証拠も出てきてないのに言うんですよ」
投稿者:tomodian
回答:暗闇で光る
木村「どうしようもない。昼間は光らないので大丈夫かと思いきや、暗闇で光る方はいかんせん夜行性なので昼間は寝てますね。防犯には役立つので、交番勤務だと力を発揮できそうですね」
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)