今作が、蜷川作品初出演となる宮沢は「いつか、いつかと話していた実花さんとの作品作りが実現してとてもうれしいです」と喜んだ。
そして、2人の子どもを育て3人目を身ごもりながらも、奔放な夫・太宰を支えて家庭を守り、作家の妻のかがみと称される役どころに「映画の中の世界とはいえ太宰治の妻として生きる時間はとてもエネルギーを必要とする時間でしたが、役を生きる事に誠実な小栗さんと子どもの役である素晴らしい3人の存在、才能あるスタッフが、太宰治の妻として母としての息吹を与えてくれたような気がします」とコメントした。
一方、太宰から文才を認められた上流階級の娘で、太宰の創作のため自分の日記を提供し、彼の子が欲しいと願う静子を演じる沢尻は「蜷川監督作品に帰って参りました。今回は恋に生きる女性を全力で演じてみました。
実花さんが作り出す世界観と小栗さん演じる太宰治の魅力で、ウキウキが止まらない撮影で夢みたいな体験をする事が出来ました」と振り返った。
戦地から戻らない夫を待ちながら美容師として働いていたが、太宰と恋に落ち、共に死ぬことを夢見る“最後の愛人”富栄役の二階堂は「とうとうこの作品に出会ってしまいました。美しくはかない、そんな夢を見ていたような現場でした。
小栗さん演じる修治さん(※太宰治の本名)は、私がどこかで求めていた "太宰治" のような気がします。きっと見る人其々の中にある "太宰治" に会える作品だと思います。実花さん、幸せでした」と幸せをかみ締めた。
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