――北山さん、猫スーツを初めて着たときにどう思われましたか?
北山「初映画初主演で猫スーツを着たときに、俺、これでいくんだ!って気合を入れました。正直、実際現場には行って動いてみないと、どれだけ動きが制限されるかも分からなかったので、これでいくんだ!と気合いを入れました」
――似合う、似合わないは?
北山「あ、意外に俺イケるなって…フハハハ!(噴き出す) 思いました」
――多部さんは最初に猫スーツを見たときはどう思いました?
多部「私は撮影初日から、(北山が)猫の格好をしていらして、かわいいなって思いました。かわいかったです」
(本当?と口パクで聞く北山に、多部がうなづく)
北山「かわいかった?」
多部「かわいかった」
北山「イケてた猫だった?」
多部「イケてた(笑)。あと、肉球が着いちゃうと何もできないんですよね」
北山「手に肉球を直接着けるので、台本をめくったりとか、飲み物のキャップを開けたりとかができないので、周りのスタッフさんだったりとか」
多部「宏々路ちゃんに頼んでいて。すごくなごむシーンでしたね」
北山「猫のときは本当に甘やかしていただいて。至れり尽くせりな状態でしたね」
――猫スーツじゃないときはあんまり?
北山「優しいですよ、皆さん。猫のときは異様に優しかったですね」
筧「猫の姿の撮影が終わるときに(北山は)すごく寂しがっていて。もちろん撮影自体が終わるのも寂しがってくれていたんですけど、単純にチヤホヤが終了するって言う(笑)。あと、猫スーツは遠くから見ても目立つから、来るだけで現場がパッと明るい空気になりましたね」
――北山さん、人気キャラクターの気持ちが分かったのでは?
北山「すごく分かりましたね。通りすがりの子供たちに『あ、猫だ!』って言われるあの感じ」
――北山くんだ!じゃないんですか?
北山「違います(即答)。猫先行です。『猫だ~』って寄って来てくれたので。それが終わるときはものすごく寂しかったですね」
――すてきな家族愛が描かれた作品ですが、北山さんと多部さんの理想の家庭像を教えてください。
北山「理想の家族像…。一姫二太郎」
――家族構成?(笑)
北山「一姫二太郎で!(笑) そこには幸せな家庭があると思いますし、お互い支えていかないとね。理想の家族構成は、一姫二太郎でございます」
多部「ありきたりではありますけど、家族団らんという言葉が似合うような、コミュニケーションが多いのが利そうな家族像です」
――お二人が演じられた高畑家も夫はダメダメではありますが、温かくて理想の家族ですよね。
北山「そうなんですよ。ダメ夫なんです(笑)。でも、それを指させてくれる奈津子(多部)っていうのは素晴らしい女性だなと、あらためて僕は演じさせてもらって思いましたね」
――平澤宏々路ちゃんとも本当に仲がいいのがうかがえました。
北山「一緒に遊んでました。宏々路ちゃんの宿題を一緒にやったりとか。算数とか。自分が小学校低学年くらいのときにやっていたものなので、全然思い出せなくて。宏々路ちゃんに教えてもらいながら思い出すっていう(笑)」
――北山さんに質問です。Kis-My-Ft2のメンバーから、猫スーツについてリアクションがありましたら教えてください。
北山「宮田(俊哉)さんが、『マジか…』とおっしゃってました(笑)。『マジか、すげーな』と(笑)。ビジュアルを見て、みんながどういうことなの?って食い付いて、話を聞きに来てくれたので、みんな早く見たいとは言っていましたね」
――最後に、北山さんからメッセージをお願いします。
北山「私が映画初出演、初主演というのはもちろんそうなんですけど、猫になってしまうという一人二役の挑戦と、それを家族という形を通して、こんな形の愛もあるんだなと、見ている人にもたくさんの愛が届けばいいなと思っていますので、ぜひとも劇場に足を運んでいただきたいなと思います」
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