多部未華子、キスマイ・北山宏光に「すごいな、その精神力(笑)」【会見全文掲載】

2019/01/27 15:17 配信

映画

意外に、俺イケるなって


映画「トラさん―」の完成報告会見に登壇した北山宏光ら撮影=龍田浩之


――北山さん、猫スーツを初めて着たときにどう思われましたか?

北山「初映画初主演で猫スーツを着たときに、俺、これでいくんだ!って気合を入れました。正直、実際現場には行って動いてみないと、どれだけ動きが制限されるかも分からなかったので、これでいくんだ!と気合いを入れました」

――似合う、似合わないは?

北山「あ、意外に俺イケるなって…フハハハ!(噴き出す) 思いました」

――多部さんは最初に猫スーツを見たときはどう思いました?

多部「私は撮影初日から、(北山が)猫の格好をしていらして、かわいいなって思いました。かわいかったです」

(本当?と口パクで聞く北山に、多部がうなづく)

北山「かわいかった?」

多部「かわいかった」

北山「イケてた猫だった?」

多部「イケてた(笑)。あと、肉球が着いちゃうと何もできないんですよね」

北山「手に肉球を直接着けるので、台本をめくったりとか、飲み物のキャップを開けたりとかができないので、周りのスタッフさんだったりとか」

多部「宏々路ちゃんに頼んでいて。すごくなごむシーンでしたね」

北山「猫のときは本当に甘やかしていただいて。至れり尽くせりな状態でしたね」

――猫スーツじゃないときはあんまり?

北山「優しいですよ、皆さん。猫のときは異様に優しかったですね」

筧「猫の姿の撮影が終わるときに(北山は)すごく寂しがっていて。もちろん撮影自体が終わるのも寂しがってくれていたんですけど、単純にチヤホヤが終了するって言う(笑)。あと、猫スーツは遠くから見ても目立つから、来るだけで現場がパッと明るい空気になりましたね」

――北山さん、人気キャラクターの気持ちが分かったのでは?

北山「すごく分かりましたね。通りすがりの子供たちに『あ、猫だ!』って言われるあの感じ」

――北山くんだ!じゃないんですか?

北山「違います(即答)。猫先行です。『猫だ~』って寄って来てくれたので。それが終わるときはものすごく寂しかったですね」

――すてきな家族愛が描かれた作品ですが、北山さんと多部さんの理想の家庭像を教えてください。

北山「理想の家族像…。一姫二太郎」

――家族構成?(笑)

北山「一姫二太郎で!(笑) そこには幸せな家庭があると思いますし、お互い支えていかないとね。理想の家族構成は、一姫二太郎でございます」

多部「ありきたりではありますけど、家族団らんという言葉が似合うような、コミュニケーションが多いのが利そうな家族像です」

――お二人が演じられた高畑家も夫はダメダメではありますが、温かくて理想の家族ですよね。

北山「そうなんですよ。ダメ夫なんです(笑)。でも、それを指させてくれる奈津子(多部)っていうのは素晴らしい女性だなと、あらためて僕は演じさせてもらって思いましたね」

――平澤宏々路ちゃんとも本当に仲がいいのがうかがえました。

北山「一緒に遊んでました。宏々路ちゃんの宿題を一緒にやったりとか。算数とか。自分が小学校低学年くらいのときにやっていたものなので、全然思い出せなくて。宏々路ちゃんに教えてもらいながら思い出すっていう(笑)」

――北山さんに質問です。Kis-My-Ft2のメンバーから、猫スーツについてリアクションがありましたら教えてください。

北山「宮田(俊哉)さんが、『マジか…』とおっしゃってました(笑)。『マジか、すげーな』と(笑)。ビジュアルを見て、みんながどういうことなの?って食い付いて、話を聞きに来てくれたので、みんな早く見たいとは言っていましたね」

――最後に、北山さんからメッセージをお願いします。

北山「私が映画初出演、初主演というのはもちろんそうなんですけど、猫になってしまうという一人二役の挑戦と、それを家族という形を通して、こんな形の愛もあるんだなと、見ている人にもたくさんの愛が届けばいいなと思っていますので、ぜひとも劇場に足を運んでいただきたいなと思います」