――夏目さん自身が当たり前だけど、よく考えてみたら“ギモン”だなと思うことは何ですか?
仕事中はいつも「何でだろう?」と考えるよう心掛けているんです。でも、オフのときは何も考えないようにしているので、基本的に“ギモン”すら湧いてこない。私は最近、SNSやインターネットを使って育ってきた若い世代と、会話が噛み合わなくなってきているんです。
例えば、若者が動画などを配信するのも、ただただ「すごいなぁ」と感心している状態です。そのパワフルさを理解しようと思ってもできない自分が悲しくもあり、今の若者が何を考えているかに興味があります。今は若いアナウンサーたちにいろいろ教えてもらいながら、時代に乗り遅れないようにしています。
――街の人々に特定の言葉の意味を尋ねる「タコウ辞苑」のコーナーでは、「絆」という言葉を取り上げましたが、夏目さんが最近「絆」を感じたエピソードなどあれば教えてください。
年賀状です。小学校から大学時代の友人など、年賀状だけでつながっている人もいるのですが、ちょっと近況が書いてあったり、私のことを見てくれているような一言があったりすると、うれしいです。まめに連絡し合ってはいないけど、節目節目で必ずお互いのことを思える人がいてよかったなって、お正月のたびに思います。いい距離感でいられる友達は大事にしたいな、と思います。
――「タコウ辞苑」でぜひ街の人に意味を聞いてみたい、夏目さんの好きな言葉は何ですか?
今は稀勢の里の引退で頭がいっぱいなので、「道」や「貫く」といった言葉ばかりが浮かんできます。人それぞれの「貫く」とは何かを聞いてみたいです。
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