フラワーカンパニーズ結成21年の歴史は珍事件だらけ?

2010/10/15 20:00 配信

芸能一般

ゲストとして登場したフラワーカンパニーズのミスター小西(ドラム)、竹安堅一(ギター)、鈴木圭介(ボーカル)、グレートマエカワ(ベース)(写真左から)

CS放送の音楽専門チャンネル・スペースシャワーTVで放送中の「爆裂★エレキングダム!!」の公開収録が10月12日、都内で行われ、11月3日(水・祝)にニューアルバム『チェスト!チェスト!チェスト!』をリリースするロックバンド、フラワーカンパニーズの鈴木圭介とグレートマエカワがゲストに登場。終始ハイテンションで収録に臨んだ2人が、会場を沸かせた。

「爆裂★エレキングダム!!」は、MCのエレキコミックを中心に怒髪天・増子直純らミュージシャンたちとゲストを迎えてトークやゲームを行う音楽バラエティー。この日は、SISTER JET・ワタルS、OKAMOTO'S・オカモトレイジらが出演した。

バンド結成21年というフラワーカンパニーズの紆余(うよ)曲折の歴史を振り返るコーナー「ロック波乱万丈」では、これまでにバンド内で起きた数々の事件を2人が回想。鈴木は極貧生活を送っていた下積み時代を思い返し「1日1食しか食べてませんでした。食事の時間の前は、空腹過ぎて体がしびれてくるんです」と体を震わせて再現した。また、近年の事件では、'05年のフリーライブに参加した際、アウェーな会場の空気が生んだ“惨事”を語ると、客席から悲鳴の声が上がった。そのほか、ドラムのミスター小西がかつてアルバイト中に右足のじん帯を伸ばしてしまい、左足だけでライブを乗り切っていたというエピソードを披露。鈴木とグレートがイスに座りながら左足だけを使ったドラム演奏の様子をまねると、不自然な体勢に鈴木が足をつってしまうハプニングも発生するなどどたばた続き。左右の出演者に挟まれ、身振り手振りを交えて右へ左へとせわしなく話す鈴木の様子に、やついいちろうも「テニスのボールボーイぐらいキョロキョロしてますね」とさえたツッコミで盛り上げた。

さらにフラワーカンパニーズにまつわるクイズも実施。「バンド名を決める時、フラワーカンパニーズと最後まで残った案は?」という問題に、オカモトレイジが「石川秀美!」とシュールなボケを発するが、意外にもグレートからは「惜しい!」という反応が返ってきて、解答者陣はヒートアップ。ほか、往年のロックの思想を表すフレーズ「セックス、ドラッグ、ロックンロール」に掛けて、『○○、○○、ロックンロール』というフラワーカンパニーズ版のフレーズを作る大喜利形式のクイズも出題。これに、黒猫チェルシー・岡本啓佑は「しゃべり、リアクション、ロックンロール!」と絶妙なキャッチフレーズを付け、会場は大ウケ。容赦ない若手ミュージシャンたちの勢いに「10代は怖いもん知らずだな! 恐ろしいな“ゼロ世代”!」と思わずたじろぎながらも、鈴木は「バンドってうまくいってる時より、トラブルがある時の方が結束固まるのよ」と説得力のある言葉を送っていた。

最後は2チームに分かれ、目隠しをした状態で相手チームの誰がドラムをたたいていたかを音だけで当てるゲームを実施。負ければ罰ゲームがあると知った鈴木は「えっ! 本気のやつ!?」とうろたえ、今立進に「そんな地獄みたいなことしないですよ!」と諭されていた。しかしながらゲームの決着後、負けチームに行われた罰のリアクションは“地獄絵図”さながら。出演者も観客も会場中がみな体をよじらせて笑い転げる盛り上がりとなった。