元SUPER☆GiRLSの宮崎理奈主演プロデュース公演「不思議の国のカンタータ」が、2月13日(水)東京・渋谷のCBGKシブゲキ!!で幕を開ける。
「不思議の国のカンタータ」は、2017年に自身初のプロデュース作品として初演を行い、SUPER☆GiRLSのメンバーを始めとした、アイドル共演による「演劇×ライブ」という華やかな世界を見せてくれた作品だ。
生き別れの妹を探し、エルトワという街に辿り着いた少女・カナデは、街中を彷徨ううちに見世物小屋カンタータに足を踏み入れる。そこで出会ったのは、歌を歌って生活を送る何人もの女性たちだった。カンタータで暮らすことになったカナデは、やがてエルトワの街の秘密を知ることになる。
第1部は劇、第2部はライブという2部構成で、今回は一部キャストを入れ替えての再演。主演の宮崎はカナデを演じ、元SUPER☆GiRLSの渡邉ひかる、元PASSPO☆の増井みお、元乙女新党の其原有沙、特別出演に9nineの吉井香奈恵、劇団4ドル50セントの本西彩希帆らがキャスティングされている。
プロデュースする宮崎は、SUPER☆GiRLS時代から“女優もできるスーパーアイドル”を掲げ、舞台、映像で数々の役を演じてきたキャリアがある。2019年1月11日に8年半活動をしてきたSUPER☆GiRLSを卒業したが、“転身”ではなく、両立から軸を移したと言うのが正しいだろう。
アイドルの意地を詰め込んだ劇とライブへのこだわり、今後の目標など、稽古場の宮崎を直撃し、その思いを聞いた。
――まず改めて、今回の「不思議の国のカンタータ」がどんな作品なのかから教えてください。
この作品は1公演2部構成になっていて、第1部が演劇で、第2部がライブという構成になります。見世物小屋カンタータの一員となったカナデが様々な困難に立ち向かう中で、“歌を歌う”というのがキーワードになっています。
物語でいうと、人の死を経験したり、自分の未熟さに絶望したり、結構暗い部分もある作品ですね。90分の時間に人生のピークとドン底が詰まっていて、葛藤もありながらも生きていくことの辛さ、逃げ出したいという気持ちと、この世界で強く生きていくという気持ちが描かれていきます。華やかな衣装を着た女の子たちの可愛い部分、その裏での醜い部分もあって、女の怖さが見える舞台でもありますね。
――第2部のライブというのは?
物語は劇からライブへと繋がっていて、1部のお話をそのまま2部のライブで再現したような形になっているんです。だから、1部から感情を途切れさせずに、ライブの最後までを楽しんでもらえると思います。
――ミュージカルとはまた違うんですよね?
ですね。音楽を大切にしている舞台ですが、ミュージカルとは違います。でも、歌はあるし、ダンサーもいるしで、そこでの見どころも大きいです。
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