元スパガ宮崎理奈「アイドルの表現力を舐めないで!」3年後に「女優・宮崎理奈」確立宣言

2019/01/31 06:00 配信

アイドル

歌もダンスも芝居もできる「アイドルを舐めんなよ!」


――全体のコンセプト、脚本や演出についてはどのようなお考えでプロデュースされているんですか?

さすがに脚本はまだ無理なので、あらすじ的な部分と起承転結の提案をさせていただいて、それを久保田唱(脚本・演出)さんに形にしてもらいました。キャストの衣装は全部私が考えています。「この子にはこれだな!」って。女の子に衣装を合わせるのは楽しいですね。パンフレットの写真選びとか、そういう細かい部分も結構自分でやってるんですよ。初演の時はそれこそ宣伝用の画像も自分で作りましたもん。

コンセプトでこだわったのは、昔の西洋的な雰囲気が出るように。「レ・ミゼラブル」の世界観が大好きなのもあって、セットもちょっと廃墟っぽい感じを意識しています。後は、ディズニー映画のような起承転結の分かりやすさとか。

この舞台って、観劇の入門にもなればいいなと思って作ってる部分もあるんです。キャストがアイドル中心というのもあって、見に来てくださるのもそのファンの方が多いんですよ。劇を見るのに慣れていない方も多いはずなので、この舞台で、劇を見る楽しさを知ってもらいたいんです。

舞台が終わった2月23日(土)には、東京・サンリオピューロランドにて、宮崎理奈生誕祭を開催。今年で25歳になる。ファースト写真集も発売中


――入門舞台だから、アイドル中心のキャスティングをされたんですか?

違います。「アイドル舐めんなよ!」「ガールズ舞台舐めんなよ!」っていう気持ちですね。アイドルの舞台や2.5次元って、まだ偏見みたいなところがあるじゃないですか。

――注目のされ方が、劇の完成度からズレてしまっている時があると思います。端から認めない方もいますし。

世間的にもアイドルへの偏見っていまだに残ってると思うんですよ。芸能人の中でもアイドルは一番下に見られがちで、でも、アイドルって歌もダンスもお芝居もできるし、MCだってレッスンするんです。オールマイティにこなせるのに、何で舐められないといけないんだろうって。

――宮崎さんはアクロバットもできますもんね。渡邉ひかるさんはタップダンスが得意ですし。

「アイドルをバカにするな」っていうのはSUPER☆GiRLSの8年半、ずっと思っていたことです。アイドルだからこその表現もあるし、「じゃあ、普通の役者さんがアイドルの表現をできますか?」って聞きたいです。

ライブパートには絶対にアイドルのパフォーマンスが必要だったし、もしかしたら、「カンタータ」ではアイドルのすごさを見せたいという気持ちが一番強いかもしれないですね。