元スパガ宮崎理奈「アイドルの表現力を舐めないで!」3年後に「女優・宮崎理奈」確立宣言

2019/01/31 06:00 配信

アイドル

3年後には女優・宮崎理奈を確立したい


――SUPER☆GiRLSを卒業されましたが、心境の変化や、改めて卒業を実感されたことはありましたか?

卒業の翌日(1月12日)がファースト写真集の発売イベントだったんですが、そこにたくさんの取材の方が来てくださったんです。私1人のために媒体さんが集まってくださって、まずそこで卒業したことを実感して、記者さんとのやり取りで1人になったんだなって、ちょっと寂しくなりました。

今まで単独で取材を受けることがまずなくて、グループ全員か、代表で3人とかが多かったんですね。そういう時、答えにくい質問は他のメンバーに「どうぞ」って感じで任せちゃったりしてたんですが(笑)、それを全部自分で答えないといけなくて、寂しいのと、大変だなっていうのが一緒にきましたね。

――今後の活動はどうお考えですか?

3年後には「女優・宮崎理奈」を確立したいというのがあって、そのためにも今年1年はお芝居の仕事以外にも、アイドル時代にできなかったことを全部やるという気持ちでいます。トークや体を張ったお仕事とか、色々経験してきましたけど、まだできることはたくさんあるぞって。そういうのを糧にして、3年後、何でもこなせる表現力のある女優になっていることが目標です。

舞台が終わった2月23日(土)には、東京・サンリオピューロランドにて、宮崎理奈生誕祭を開催。今年で25歳になる。ファースト写真集も発売中


――ライブはどうされるつもりですか?

イベントになるかもですけど、ライブも続けていきたいです。卒業して、「みやりの歌が聞けなくなるのが一番辛い」って言われたんですよね。だからできるだけ、歌のステージもファンの皆さんに見せたいと思ってます。歌自体は好きなので、舞台の方でもミュージカルのプロデュースをやれたらいいですね。

――プロデュースの醍醐味はどういうところにありますか?

すごく大変なんですけど、千秋楽の感動は、出演者としてだけの舞台とは全然違うものがあります。初演は本当にやって良かったと思ったし、自分が思い描いていた世界が目の前に広がっている感動は何とも言い難いです。今回は再演ですが、次は新作をやりたいですね。

――次はどんな公演をプロデュースしてみたいですか?

劇とライブという構成は変えたくないというのがあるんですよね。演劇好きの人には「ライブってこんなに楽しいんだ」と言ってもらえて、ライブだけだったファンの方には「演劇って楽しいんだね」と言ってもらえたのがすごく嬉しかったんです。

それと、オール女子というのも変えたくないですね。ガールズ舞台のすごさを見せていきたいし、やっぱり可愛い舞台って良いですよね。そうすると、次は学園ものとか? みんなで制服を着るのも懐かしくて良いかも(笑)。

――2月14日(木)の公演では、バレンタイン企画があるんですよね?

そうなんですよ! 見に来てくださった方たちに、私たちからチョコをプレゼントしちゃいます。ダブルキャストだから、昼公演、夜公演でチョコをプレゼントするメンバーも変わります。「今年はチョコを貰えそうにないなあ…」っていう男性は、ぜひバレンタインに私たちに会いに来てください!!

――では改めて、上演を楽しみにしているファンへメッセージをお願いします。

今回の再演は熱望してくださった皆さまのお声があって実現したものなので、恩返しの気持ちで臨みます。初演を見ていないという方も、絶対見て損をさせない舞台に仕上げますので、ぜひ観劇に来てほしいです。「アイドルの舞台」という偏見をなくしたいし、それだけの舞台だという自信を持っています。「カンタータ」の2時間を、私たちと一緒に体感してください!

【“未経験の原石”劇団4ドル50セント本西彩希帆、舞台「不思議の国のカンタータ」メインキャストに へ続く。同記事は2月1日(金)朝6時に配信予定】

取材・文:鈴木康道